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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]
投稿日:2007/11/03(土) 20:23:06.13 ID:HUw1SpsO0
エピローグ
空が白みはじめたころ、僕は店を閉じた。
決して閉店という意味ではない。営業時間が終了した。それだけのことだ。
昨晩、「バーボン・ハウス」にはたくさんの「過去」が存在した。
それらをここに置いていった三人の男たち。
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投稿日:2007/11/03(土) 20:26:07.03 ID:HUw1SpsO0
一人は、後退を選んだ。
一人は、停滞を選んだ。
一人は、前進を選んだ。
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投稿日:2007/11/03(土) 20:29:29.49 ID:HUw1SpsO0
それぞれが選んだ道に、優劣がつけられることはない。
しかし、選んだ道の先にまた新たな憂いを見つけ、また昨晩のように「過去」を振り返るのだろう。
全く、人間は不毛なことを繰り返す生き物だ。
ふと、動物の鳴き声が聞こえた。
その源を探す。か細いながら、一生懸命に鳴くその声を。
その先にいたのは、最近ここらに住み着いた野良猫だった。
僕を威嚇する大きな猫の腹下に……三つの生まれたての命。
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投稿日:2007/11/03(土) 20:31:36.72 ID:HUw1SpsO0
「輪廻転生」
もしその現象が、実際あるのだとしたら――
全く、不毛なことを繰り返すのはなにも人間だけじゃない。
その新たな三つの命。
僕はそれぞれに、名前をつけてやった。
――新たなる運命が切り開かれることを祈って。
( ^ω^)ブーン達は過去を振り返るようです 〜fin〜
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