27 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 03:31:16.04 ID:4/Hw+skb0




   (,,゚Д゚)「モララー、お前好きなやついるか?」




                              ミ∀・;シ「……は?」





29 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 03:39:02.86 ID:21w/sDSv0
ミセ*゚ー゚)リ「あらいらっしゃいギコ君。今日は夕飯うちで食べてく?」

(゚Д゚,,)「ありがとうございますですゴルァ!
     腹減って死にそうなんでご馳走になりますゴルァ!」

(,,゚Д゚)「で、いるのか?」

   ミ∀・;シ「……なんで来てそうそう……いきなりそんな話?
        とりあえずここ玄関だし俺の部屋に行こう」

ζ(゚ー゚*ζ「私は自分の部屋に行ってからそっち行くね、おにぃちゃん♪」

(*゚ー゚)「じゃあ私もデレちゃんの部屋に行ってみたいな♪」

ζ(゚ー゚*ζ「しぃ先輩♪ こっちですよ♪」

(*゚ー゚)「おじゃましまーす♪」




   ミ・∀・;シ「……」

   ミ∀−;シ(……なんだこれ)

30 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 03:48:43.29 ID:FYteBa8E0
   ミ∀・ シ「……とりあえずなんでギコがそんなこと聞きたがるのさ」

(,,゚Д゚)「それは…… (*゚ー゚)『絶対私たちが聞きたがったから言っちゃダメだからね?』」

(,,-Д-;)「ほ、ほら、お前も年頃なわけだしな……。
      好きな奴の一人や二人いないのかと思ったんだぞゴルァ」

   ミ∀−;シ(ぜってーあの二人だ……)

   ミ∀−;シ(自分たちが知りたいからギコを使ったんだな……)

   ミ∀・ ;シ「んー、今のところ気になる人はいないなー」




(*゚ー゚)「……だってさ」

   ζ(゚ー゚*ζ(嬉しいけど……ふと冷静になっていると私なにやってんだろ?)

   ζ(゚ー゚*ζ「でもしぃ先輩よくこんな作戦思いつきますね」

(*゚ー゚)「深夜ドラマでやってたのよ、同じ感じの」

(*゚ー゚)「でもギコくんとのカップル無料通話がなければやろうなんて言わないわ」

32 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 04:02:43.62 ID:7s+kMzxO0
(,,゚Д゚)「……そうなのか?」

   ミ∀・ シ「そうだよ。嘘つく必要もないだろ?」

(,,゚Д゚)「……まぁ……そうだなゴルァ」

   ミ∀・ シ「そうだよ」

(,,゚Д゚)「……」

   ミ∀・ シ「……」

(,,゚Д゚)「……」

   ミ∀・ シ「……」

(,,゚Д゚)「……」

   ミ∀・ シ「……」

(,,゚Д゚)「あ、もうわかったからいいぞゴルァ」




   ミ∀−;シ「……だろうねぇ」(ギコ……本当に裏表のない奴だよな……)

33 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 04:12:30.37 ID:5oqQy0wE0
ζ(゚ー゚#ζ「おにぃちゃん入るねー?」(ギコ先輩……使えない……)

(#゚ー゚)「おじゃまするねー?」(この人に会話を円滑に進めようという意思はないの!?)

   (゚Д゚,,)「おぅ! 遅かったなゴルァ!」

   ミ∀−;シ「……はい、座布団どうぞー」




(*゚ー゚)「そういえばクックル先輩来なかった?」

   ζ(゚ー゚*ζ「来ました!」

   ミ∀・ シ「あれなんだったんだろうね?
        確かにちょっと話はしたけど家を訪ねるほどだったのかな?」

(,,゚Д゚)「部長は俺にもお前のことを聞いてきたぞ。
     よっぽど気に入られたんだな、お前」

   ミ∀・ ;シ「ええー、そんな気に入るようなとこあったっけ?」

(*゚ー゚)「聞いたわよ、3on3。デレちゃんに勝利をプレゼントしたんだって。
     クックル先輩も感動したって言ってたよ」

   ミ∀−;シ「あんなのもうできないよ……今となっては奇跡だったとしか……ねぇ」

   ζ(////*ζ

34 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 04:30:37.26 ID:EkW2xJqV0
   ζ(////*ζ(……え? なんで私あっつくなってるんだろ……。
           おちつけー、おちつけー)

(,,゚Д゚)「そういえばお前、普段何やってんだ?」

   ミ∀・ シ「俺? ん、まぁ散歩とか……?」

(,,゚Д゚)「昼間いっぱいか?」

   ミ∀・ ;シ「あとは……いろんなお店見て回ったり……」

(,,゚Д゚)「そのわりには何にも買ってきてないんじゃないか?」

   ミ∀・ ;シ「あ、うん、何買えばいいかわかんないしね……」

   ミ∀−;シ(本当はドクオさん家に自分用コントローラー買っておいてあるけどね……)

(#゚ー゚)(なぜそういう自然な会話をさっきできない!?)

   ζ(゚ー゚#ζ(この人……KYがハインと同じレベルかも……)





(*−−)(……ふぅ)

(*゚ー゚)「それじゃあさ、服とか買わないの?」

35 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 04:40:17.20 ID:uZAnADn/0
(*゚ー゚)(本当はギコくんの話に便乗して探れるところだけど……)

(*゚ー゚)(もうモララーくんの好きな人云々はいいわよね)

(*゚ー゚)(デレちゃんも多分、自分がどうしたいかなんてわかってないと思うし)

(*゚ー゚)「デレちゃんに見立ててもらえば今のモララーくんに似合う服買えるんじゃないかな?」

   ζ(゚ー゚*ζ(しぃ先輩……!)

(*゚ー゚)(でも、ま、頼られた側としてはこれくらいのフォローはいれないとね♪)

   ミ∀−;シ「うーん、前からちょくちょく誘われてはいたんだけど、
         今ある服もまだ着れるしって思っちゃうとさ……」

(,,゚Д゚)「確かにな、 別にそこまで買う必要ないんじゃないか?
     俺としては今着てる服もそこまでおかしくはないと思うぞ」

   ミ∀・ シ「あ、やっぱそうかな?」

(,,^Д^)「おぅ!」




   ζ( ー #ζ

(#゚ー゚)(……ギコくん)

36 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 04:55:19.71 ID:jn+GkyUQ0
(#゚ー゚)「でもやっぱり流行の服は持ってて損はないよ」

(#゚ー゚)「そろそろ秋物も安くなってくる時期だしさ」

(#゚ー゚)「試しに一回行ってみたらイインジャナイカナ?」

   ミ∀・ ;シ「え?」

   ミ∀・ ;シ「は、はい……」(え……なに……怒ってる?)




                                  「おーい、みんな降りといで」('、`*川

                                   「ごはん、人数分あるよー」('、`*川

37 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 05:09:12.73 ID:NEwBdGm20
−翌日 ドクオの部屋−

   ミ∀−;シ「……とまぁこんな展開になりまして」

   ミ∀−;シ「……今週末買い物に行くことに」

('A`)「ふーん」

   ミ∀・ ;シ「え? それだけですか?」

('A`)「……うん」

('A`)「ていうかなにそれ? 義妹と買い物? ハァ?」

('A`)「わりぃけど……いや、俺は悪くない。むしろお前が悪い。
    学校から帰ってきて早々に自慢話っすか、って感じ」

   ミ∀−;シ「いや、まぁ、そうなるんですよね……普通は……」

('A`)「大体お前金どう使ったらいいかわかんえーっつってたじゃん」

('A`)「一石二鳥じゃね? このリア充が!!」

   ミ∀−;シ「あの……ドクオさんたまに俺がわからない日本語使いますよね」

('A`)「……とりあえず俺に言えるのは」

('A`)「義妹の写メ撮って来い。話はそれからだ」

   ミ∀−;シ「だから念入りに携帯カメラの使い方教えてくれたんですね……」

38 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 05:24:20.43 ID:+VI6bD3b0
   ミ∀− シ「あーあ、ドクオさんがもう少し女の子と喋ったことある人だったら……」

(;'A`)「あ、てめっ、……最初の初々しさはどこにいったんだよ!」

   ミ∀・ シ(ドクオさんにしかこういう言い方できないけどね)

('A`)「くそぅ……俺だってな……」

('A`)「別にこういうときの対処法を知らないわけじゃないんだよ……」

(;A;)「けどリアルは三択じゃないだろっ!?
    なんなんだよ服とか!? 大抵二番目の選択肢でこと足りるんだよっ!!」

   ミ∀・;シ「ちょ、ドクオさん! すいませんでした! 頼むから泣き止んで!」

(;A;)「……そこまで言うなら俺の本気を見せようじゃないか」

(;A;)「ペンは剣よりも強いが、パソコンはペンよりも強いことを教えてやる……!!」




   ミ∀−;シ(……どうしよう、あくまでひとつの話題だったんだけどな)

39 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 05:38:49.62 ID:SkJ3REry0
('A`) カチカチ

   ミ∀・ シ ジーッ

('A`)「まぁ大まかにだけど」 カチカチ

('A`)「相手の言うことに相槌を打つのがいいな。
    だからって相槌だけで乗り切ろうとしないで、自分の意見を入れたほうがいい」(らしい)

('A`)「だたこういうときは値段を考えるな。
    自分で価値がわからなくても相手や周りは値段の価値に気づく」(らしい) カチカチ

   ミ∀・ シ「……やっぱ相談して正解でした」

('A`)「ま、本気を出せばこんなもんだ」

   ミ∀・ シ「俺もパソコンほしいかも……」

('A`)「マジか?」

   ミ∀・ シ「……はい。ネットやってみたい……。
        中学校の授業でちょっとだけやったことあるけど、それっきりだし……」

('A`)「じゃあちょっと俺ので遊んでみる?」

   ミ・∀・シ「いいんですか?」

('A`)「別に。俺トイレ行ってくるから」

40 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 05:43:31.22 ID:SkJ3REry0
   ミ・∀・シ「ドクオさんって本当になんでも持ってるよなー」

   ミ・∀・シ「えっと、まずは『すべてのプログラム』から……」 カチカチ

   ミ・∀・;シ「あれ? Netscapeがない……?」

   ミ・∀・;シ「あれがないとネットできないんじゃないの?
         でもさっきはネットできてたみたいだし……どういうこと?」

   ミ・∀・シ「マイコンピュータかな……」 カチカチ

   ミ・∀・;シ「……ない。これ以上はプライバシーだよな……」

   ミ∀・ シ「ん? これは……『数学ファイル』……?」

41 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 06:09:53.17 ID:fJQcAgGR0
   ミ・∀・シ(ドクオさんパソコンで課題する人なのかな……)

   ミ・∀・シ(今頃ってどんな問題なんだろ……) カチカチ




('A`)「……」

('A`)「しっかしなんで俺が気が合うと思った奴は女運あるんだよ……。
    ブーンしかり、モララーしかり……」

('A`)「マジでこれ、新手のいじめ? だよな……」

('A`)「他に気が合うと言えば、おっぱい教信者とアーッ!だし」

('A`)「俺だけが普通だよな……まったく」 ガチャ

                             アージュ >




(゚A゚)

                      この物語はフィ…… >

(゚A゚)「 ヾ( ゚д゚)ノ゛ハァァァァァ・・・・・・・!!!!!!!」

43 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 06:27:03.99 ID:TLiDpRoC0
   ミ∀・ シ「あ、おかえりなさい」

('A`#)「……テメーは俺を怒らせた……」

   ミ∀・ ;シ「え? え? え?」

('A`#)「とりあえず弁解だけ聞こうか。なぜお前はマブラヴを開いている?」

   ミ∀・ ;シ「えっと……Netscapeを探したけど見つからなくて、
         マイコンピュータ開いたら数学フォルダがあったから興味あって……」

('A`#)「ほぅ?」

   ミ∀・ ;シ「とりあえず適当に押したらこんな感じに……。
         あの、このファイル入れるとこ間違ってないですか?」

('A`#)「カモフラージュに決まってんだろうが!
     というかお前は何人のフォルダ漁ってんだよ!」

   ミ∀<;シ「ご、ごめんなさいぃ〜。つい出来心だったんです〜」

('A`#)(……久しぶりに怒鳴ったな)

('A`#)(こいつといるとなぜが俺の方がしっかりしてしまう……)

   ミ∀・ ;シ「……? あ、でもこの秋葉系の女の子、ドクオだんの名刺にもありましたよね?」

('A`)「……はぁー」

('A`)「なんかバカらしくなってきた。もうお前も染まっちまえよ」

44 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 06:36:19.92 ID:GrKEsJtE0
   ミ∀・ ;シ「へ? ……染まる? ???」

('A`)「そうだな……掴みは……」

('A`)(普通のエロゲじゃピンとこないだろうしな……)

('A`)「これ読んでみ。クリックで次、次っていくから」

   ミ∀・ シ「沙耶の唄?」

('A`)「意外性重視ってことで」

   ミ∀・ シ「……?」

('A`)「心配するな。俺のチョイスに間違いはない。
    じゃ、俺はヘッドホンでロマサガでもやってるから」

   ミ・∀・シ「……とりあえずやってみますね」

46 名前:◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/11/01(土) 06:46:08.88 ID:qMa5QiQC0
ミ; ・∀)「た、ただいま〜……」

   ζ(゚ー゚*ζ「あ、おかえり」

   ζ( ー *ζ「おにぃちゃん」

ミ ・∀)

   ζ(゚ー゚*ζ「……? どうしたの?」

ミ; ・∀)「あ……いや……」 ピロリロリーン♪

ミ∀・;シ「あ、ちょっとゴメン……」

   ζ(゚ー゚*ζ(メール……誰からって考えちゃ……いけないよね……)

ミ∀  シ「……ごめんデレちゃん。
     夕飯はちょっと遅れるね……」

ミ∀  シ「俺……部屋で少し休む……」

   ζ(゚ー゚*ζ「……うん」(今までそんなこと言われなかったのに……)

   ζ(゚ー゚*ζ(やっぱりウザいって思われちゃったのかな……)



('A`)「メール爆弾は絶対ナイスタイミングのはず。PC漁りは重罪だって心に刻むが良いさw」


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