- 38 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 16:29:29.10 ID:OOsFbZnr0
- ('、`;川「きんちょーするぅー」
ζ(゚ー゚;ζ「おねぇちゃん、私制服でいいのかな?」
('、`;川「むしろ制服というのが羨ましいわ。無難だし」
ミセ*゚ー゚)リ「あらあら、そんなに緊張しなくてもいいのに」
( ´∀`)「モナ。モララくんは良い子モナ。そして大人モナ」
lw´‐ _‐ノv「ちぃーす。ご注文はお決まりですか?」
( ´∀`)「もう一人くるモナ。揃ってからにするモナ」
lw´‐ _‐ノv「うぃーす」
- 40 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 16:32:10.80 ID:OOsFbZnr0
- ('、` *川「……」
ζ(゚ー゚*ζ「……」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
(; ´∀`)「……こないモナね」
lw´‐ _‐ノv「ちぃーす。ご注文はお決まりですか?」
(; ´∀`)「……ドリンクバーだけ先にお願いできますかモナ?」
lw´‐ _‐ノv「うぃーす」
- 41 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 16:39:44.40 ID:EnzI6MpG0
- ('、` *川「じゃデレ、あたしアイスティー」
ζ(゚ー゚*ζ「わたしがいくの!? おねぇちゃんここでバイトの成果みせてよ」
('、` *川「あたし主に調理だから。ていうかアンタが通路側なんだし普通アンタでしょ」
ζ(゚ー゚*ζ「もー。おとうさんとおかあさんは?」
ミセ*゚ー゚)リ「コーヒーお願いね」
( ´∀`)「同じモナ」
ζ(゚ー゚*ζ「…ていうか一人で4人は無理」
('、` *川「わかったよ」
- 46 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 16:53:37.83 ID:6dcZJX4O0
- ζ(゚ー゚*ζ「なんかdkdkが拍子抜けしちゃったね」
('、` *川「そだねー」
<カラーン♪
イラッシャイマセー>
川;・∀・ミ ハァハァ…ゼェ…
lw´‐ _‐ノv「ちぃーす。何名様ですか?」
川;・∀・ミ「あ、あの、そうだ、人と待ち合わせてて…」
lw´‐ _‐ノv「うぃーす」
ζ(゚ー゚*ζ「…あの人っぽくない?(髪ボッサボサじゃん…)」
('、` *川「…そだねー(磨けば光る…だと…!?)」
- 49 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 17:04:15.66 ID:1gqeQ2ik0
- ジーッ ζ(゚ー゚;ζ
ジーッ ('、`;川
<スイマセン。遅レテシマッテ…
<大丈夫ダモナ。トリアエズ注文スルモナ
<ドリンクバーモウヒトツ頼マナイト
(な…あれが…新しい家族…!?)ζ(゚ー゚;ζ
(イケメン設定はどこに!?) ('、`;川
- 50 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 17:17:38.64 ID:tve93ccZ0
- lw´‐ _‐ノv「ちぃーす。以上でよろしいいですか?」
( ´∀`)「モナ」
lw´‐ _‐ノv「うぃーす」
('、`;川 ζ(゚ー゚;ζ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ´∀`) ( テーブル
\__________|
ミセ*゚ー゚)リ 川∀・;ミ
ミセ*゚ー゚)リ「紹介するわ。
ストレートヘアが姉のペニサス、ウェーブが妹のデレ。
で、この子がモララー」
川∀・;ミ「あの、はじめまして」(緊張するー)
('、`;川「…ペニサスです」(…あれ? 何でアタシ汗かいてんだろ…)
ζ(゚ー゚;ζ「…デレです。はじめまして」(…漫画みたいにはいかないよね)
- 52 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 17:31:56.56 ID:54S3klcd0
- ( ´∀`)「モナモナ。しかしモララくんすごい髪モナね」
ミ∀・;ミ川「はい…清掃のバイトをしているのですがキャップをとると寝癖のようになってしま髪なので…。
今日は早くあがれる予定だったんですが、相方さんが商品の棚を倒してしまって家に寄らずにきました…」
ミセ*゚ー゚)リ「でもまぁ揃ったことだし、とりあえず乾杯でもしましょうか?」
('、` *川「そうだね」(まぁ別に見た目がオタクちっくなだけで中身は普通っぽいし)
ζ(゚ー゚*ζ「うん、あ、ドリンクバー何が良いですか?」(ん? 性格は結構良い人そう)
川∀・;ミ「あ、俺普段から水か牛乳なので大丈夫ですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「そう?遠慮しなくていいのよ?」
川∀・;ミ「いえ、味のある飲み物ってあんまり好きじゃなくて…みそ汁とかは別なんですけど」
( ´∀`)「そうモナ? では、カンパーイ」
ミセ*゚ー゚)リ「カンパーイ」
('、` *川「カンパーイ」
ζ(゚ー゚*ζ「カンパーイ♪」
川∀・;ミ「カンパーイ…」ドキドキ
- 54 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 17:45:12.27 ID:vmcvExYV0
- モララーさんの印象を一言で表すと、『真面目』。
高校生の、年下の私が言うのは失礼かもしれないけど、新入生が部活訪問してきたときのことを思い出した。
先輩たちに失礼の無いように、って感じ。
あと驚いたのが携帯を持っていないらしい。
バイトしているのに携帯持ってないなんて不便じゃないのだろうか?
おねぇちゃんは意外にも好印象を持ったようだった。
男を顔で選ぶ人だから、いろいろな人とあんまり話さない。
それが丁寧に受け答えするモララーさんを気に入る要因になったのかも。
それに私も、こういうおにぃちゃんがほしかったのだ。見た目はともかくね。
- 57 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 17:58:11.88 ID:XgorTIrB0
- 川∀・ミ「えっ? デレさんってVIP高校に通っているんですか?」
ζ(゚ー゚*ζ「そうですよ。あと、私のことは呼び捨てでかまわないですよ」
川∀・;ミ「あ、いやっ、なんか初対面の人だと緊張しちゃって…」
('、` *川「でも兄妹になるんだからさ、呼び捨てが普通じゃない?」
川∀・;ミ「あ、そうかも、あはは…」(俺も呼び捨てとかできるキャラになりてー!)
('、` *川「……デレ、アンタおにぃちゃん♪って呼んでみてよ」
ζ(////ζ「無理っ!」
('、` *川「……即答とか。あーあカワイそー」
ζ(゚ー゚;ζ「あ、ち、違うんです!」
川∀・ミ「あ、いえいえ、大丈夫ですよ」(ですよねー。こんな無茶振り振られてもねぇ…お気の毒に)
ζ(゚ー゚;ζ
ζ(////ζ「……ぉ、ぉにぃちゃん……」
- 60 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 18:11:53.92 ID:5hFT7Yr/0
- ('、` *川(うひゃー♪ 顔真っ赤wwwww)
川∀・ミ(お気の毒に……)
('、` *川「ねぇカワイイ義妹におにぃちゃんって呼んでもらったわけだけど、嬉しくない?」
川∀・;ミ「え!? あ、嬉しいです! はい!」
('、` *川(……この反応、オタクじゃないのかな? 本当に性格普通の人?)
('、` *川「ねぇ、今度はアタシをおねぇちゃん♪って呼んでみよっかw」
川∀・;ミ「お、おねいちゃん……」(なんだこれ……)
('、` *川「感情込めて! 真剣に!!」
川∀・;ミ「は、はい!」
川∀−ミ
川∀・ミ「おねぇーちゃん♪」
( ´∀`)「……」
ミセ ゚ー゚)リ「……」
ζ(゚ー゚ ζ「……」
('、` 川「……」(わかってたけど、こういうのは顔よくないとダメだな。普通にキモい)
川∀・ミ「……」(……消えたい)
- 61 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 18:25:44.91 ID:9BS/kzF80
- lw´‐ _‐ノv「ちぃーす。お会計こちらになりまーす」
( ´∀`)「モナ」
lw´‐ _‐ノv「うぃーす。あざーず」
川∀・ミ「あの、今日はわざわざありがとうございました」
( ´∀`)「モナモナ」
ミセ*゚ー゚)リ「いえ、ありがとう。…こちらこそ、ありがとう」
ζ(゚ー゚*ζ「モララーさん、早く家に来てくださいね」
('、` *川「そういえばいつ引っ越すのか決めてないよね?それとももう決まってる?」
ミセ*゚ー゚)リ「そうね。すっかり忘れていたわ」
( ´∀`)「父さんの休日ということにはなってるモナ。業者呼ぶよりもそっちのほうがいいモナ」
川∀・ミ「モナーさん本当にすいません」
( ´∀`)「まかせろモナ。息子のためモナ」
- 64 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 18:38:19.57 ID:BSFFCd6K0
- ミ∀・ミ川「……細かいものは予めまとめておきます」(……息子、もう言われてしまった)
ζ(゚ー゚*ζ「……?」
川∀・ミ「あ、そうだこれ。熟成したので」
(*´∀`)「……!! ありがとうだモナ!! ぶっちゃけ期待してたモナ!!」
('、` *川「なにそれ?」
ミセ*゚ー゚)リ「水筒?」
(*´∀`)「女はいいんだモナ。これはモナーとモララくんの話しだモナ」
ミセ#゚ー゚)リ
ζ(゚ー゚#ζ
('、` #川
川∀・ミ「あの、では今日はこれで失礼します」
(*´∀`)「モナ。気をつけて帰るモナよー」
川∀・ミ「はい。オヤスミなさーい」
(*´∀`)
(´∀`*)「さて、帰るモナ♪準備車に乗るモナ♪」
- 65 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 18:48:06.78 ID:g0qqgEHt0
- モララーさんとの初遭遇は後味のよいカラオケのように終わった。
帰りの車の中、おとうさんを女たちで問い詰めたところ、水筒の中身はモララーさんが作った梅酒が入っているらしい。
お酒好きなおとうさんらしいと思った。
付き合いでしかお酒を飲まないと言っていたおかあさんもお酒をせがんでいた。
案の定渋い顔をしてたけど、それでも飲み干して満足そうだった。
おとうさん言わせるとレベルが高いそうだ。
おねぇちゃんが味が濃いといって残したので、私もそれを飲んでみた。
…うん、どうして20歳にならないとお酒が飲めないのかわかった気がした。
未成年のうちに飲んでも不味いだけなのだ。うん。
- 68 名前: ◆sJZmtVUczw 投稿日:2008/10/24(金) 19:02:59.67 ID:dE9XJbWW0
- 話は変わるが私はVIP高校一年生である。
VIP高校は地区的には中の上のレベルといったところ。
もっと言えば、有名私立を受ける人たちの滑り止めとして名が高い。
まぁ私にとっては第一希望だったけどね。
入学前は高校生活に期待していたけど、水に飛び込めばどんな色も馴染むもので。
私も『高校生』という群集に紛れて、普通の一部となった。
群集から一歩抜け出すには、色濃い何かが必要だ。
運動・勉強・カリスマ・ムードメーカー…何かが必要なのだ。
そしてそれは、時に連鎖反応を起こすのだ。
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