ICO+Gのようです
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- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:12:50.51 ID:UfOglbyp0
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第三話 お別れとハゲ
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- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:17:07.03 ID:UfOglbyp0
- シィはノーパンであることを見られたことも知らずに、手を引かれるままに歩いて行きます。
先導するギコのアレは、これまでと打って変わって平常モードでした。
それも仕方のないことかもしれません。
初めて見るものは誰だって怖いものです。
深淵を覗きこむとき、向こうからも同じように覗き込まれているのだ、という言葉があります。
それが、シィのワンピースの中にもあったのです。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:21:49.66 ID:UfOglbyp0
- 汗をかいた手で握りしめた便棒は、ぬるぬるになりつつありました。
それでもギコはしっかりとそれを持ち、ハゲたちの襲来に備えていました。
便棒は凄まじい威力を持っていました。
特に金属に対する腐食効果は凄まじいものでした。
鎖を切って仕掛けを解く時など、役に立ち具合は凄まじいものでした。
とにかく、触れた瞬間に金属が腐り落ちたので凄まじいものでした。
凄まじいものでした。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:29:19.74 ID:UfOglbyp0
- ギコは梯子で少女のことを見つめるのを止めました。
理由はいくつかありましたが、そのうち一番大きな理由はやはり……。
いや、特に言うことではないようですね。
魔女の襲来からしばらく経った後、ギコは考えていました。
(,,゚Д゚)(また尻の穴がむずむずしてきた……ところであの魔女)
肛門の心配はもちろんいつも通り忘れずに、魔女の心配をしていたのです。
彼女の言った言葉がすごく気になっていたのでした。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:38:19.30 ID:UfOglbyp0
- 『どうせこの子はここを出て生きてはいけないんだ』
(,,゚Д゚)(どういう意味なんだろう……)
魔女の意味ありげな言葉は、いかに腐れノーミs――頭があまりよくないギコにもひっかかるものがあったのです。
時折現れるハゲに便棒を振り回し撃退し、便をまき散らしながらギコは行きます。
(*゚ー゚)
次第にシィも便棒を振り回すという奇行を繰り返すギコに、一種の理解を示すようになっていました。
その理解は、「諦め」という読み方をするようでしたが。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:45:49.65 ID:UfOglbyp0
- 数々の仕掛けを解くには、とにかく便棒を振り回すというのがギコのやり方でした。
押しても引いてもなかなか動かない大きな箱がありました。
しかし、ギコが便棒を下に差し込むとぬるりと滑って動きました。
レバーがどうしても動かないところがありました。
しかし、ギコが便棒を歯車に差し込むとぬるりと滑って動きました。
現代の政治に対して、怒りに猛ることがあった場合も、
もしかしたらギコが便棒を首相の尻に差し込めばぬるりと滑って何事も万事OKになりそうな、そんな万能っぷりでした。
やったね大便、なんでもできるね。
ホントすごいすごい、あっぱれだよ。
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:49:05.79 ID:UfOglbyp0
- やがて、お城の中を駆け巡っていたギコとシィでしたが、ついに出口となりそうな正門を見つけました。
その正門はとても大きく、こればかりは便を使ってもなんともなりませんでした。
しかし、正門から東西に配置された鏡のある部屋で仕掛けを解くと、
反射された溢れんばかりの陽光によって、なんと正門が輝きだしたではありませんか。
そこにシィが手をかざすと、凄まじい勢いで電流ないし何かが走り、
大きな大きな音を立てて正門が開いたのでした。
ここで正門って何回言ったか数えてた人はいますか?
あ、そうなんですか、そんなに言ってましたか。
はいはい、カウントお疲れさま。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 14:56:53.29 ID:UfOglbyp0
- 門をくぐろうとした時、ギコは繋いでいた手が引っ張られるのを感じました。
(;*゚ -゚)フゥフゥ
シィがその場にへたりこんでしまっていたのです。
(,,゚Д゚)<オッポ!
こいよ、と無邪気さ故の鬼畜さを垣間見せるギコ。
しかし、シィはすぐには立ち上がれません。
どうやら封印された扉を開くのは、相当疲労を伴うようでした。
考えてみれば、シィはいくつの封印を解いたのでしょう。
あ、そうなんですか、そんなに解いてましたか。
はいはい、カウントお疲れさま。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:00:51.50 ID:UfOglbyp0
- ゆっくりとした歩みで、正門から伸びる橋を二人は渡ります。
ギコは途中何度か手を放して座ってしまうシィにぶっちゃけちょっと苛立ちながら、それでも手を引き引き行きます。
橋の半ばまで差し掛かった時、橋が振動し始めました。
何事か、とギコはついシィの手を放して、何歩か先に行ってしまいます。
そして、なんと橋がちょうどギコとシィの間で割れ、お城と対岸にそれぞれ引っ込んでいくではありませんか。
これにはギコも驚きました。
その衝撃は便棒を思わず取り落とすほどでした。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:05:15.93 ID:UfOglbyp0
- まずい、このままではせっかくの悪戯相手――いや、脱出を誓ったシィを取り残してしまうことになる。
ギコはそう思い、焦ってお城側へと引っ込む橋へと飛びました。
(,,゚Д゚)
しかし、
(,,゚Д゚)そ
飛距離が、
(;;゚Д゚)
少しだけ足りません。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:09:27.27 ID:UfOglbyp0
- 橋の先端に辛うじて手をかけることができたギコに対して、
シィがすぐさま手を伸ばして助けようとします。
ですが、シィも疲労困憊状態で、助け上げることが難しく、
ギコはギコで手についた大便のぬるつきで滑って滑って仕方ありません。
ギコが少しだけ橋の上を見た時、そこにはあの魔女が迫っていました。
(*゚∀゚)「この子は私の、女王の魂の入れ物なのさ。だからここから出てはいけない」
何言ってんだこのババア、キ○ガイか、とギコは思いましたが、それどころではありません。
ぬるぬるが最高潮、便意も最高潮なのです。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:12:51.59 ID:UfOglbyp0
- (;*゚ -゚)
シィが、両手に便を付けられながらも必死にギコを救おうとします。
そこに迫る、暗い暗い、影。
なんとシィの足が影に取り込まれると、足先から順に石化してしまうではありませんか。
(;*゚ -゚)!
影の世界がシィを、そしてギコを取り込んでしまおうと近付いてきます。
そこにはハゲの姿もたくさんありました。
(;;゚Д゚)<オッポ!!
いいから早く引き上げろよ、とギコは叫びます。
しかし、シィは――
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:14:33.43 ID:UfOglbyp0
- (;*゚ -゚)
手を放して、
(;*゚ -゚)
ギコを
(;*゚ -゚)
橋の下へと
(;*゚ー゚)
落としたのでした。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:15:37.56 ID:UfOglbyp0
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(;;゚Д゚)
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- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/09/23(月) 15:16:36.52 ID:UfOglbyp0
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第三話 お別れとハゲ おわり
第四話 光の剣とハゲ まで、僕は君の手を離さない。
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