12 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:19:38.61 ID:8fPjb7uUO


川 ゚ -゚)楽屋巡りのようです



13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:22:05.05 ID:8fPjb7uUO

(; ・∀・)「はぁ……」

川 ゚ -゚)「す、すまん。また噛んじゃった」

/# ,' 3「ド阿呆!最後の最後まで気を抜くなと何度いったら分かるんだ!!それでもプロのAAかお前は!?」

川 ゚ -゚)「面目ない」

(|/。ωメ゚)「かんとく〜。もう僕たち起きもいいですかお?」

(´・ω/「惜しいなあ、途中まで良い感じだったのに」

(´・ω/ グッ

(´・ω・`) ポンッ!



14 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:24:38.84 ID:8fPjb7uUO

川 ゚ -゚)「すまん。なんかこう、モチベーションが……」

/# ,' 3「お前のモチベーションの低さは今に始まった事じゃないだろう?このままじゃVIPスレへの投下に間に合わんぞ!」

( ・∀・)「予告編で作者が投下日を宣言しちゃいましたからねぇ。第1話でいきなりすっぽかすのは、いくらなんでもマズイですよ」

川 ゚ -゚)「と言うか監督。私は一つ文句があるんだ」

/ ,' 3「……何かね」



15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:26:46.69 ID:8fPjb7uUO

川 ゚ -゚)「この『モララーは魔女を愛し、魔女と戦うようです』なんだが……」

/ ,' 3「それがどうした。今回の小説はブーン系では珍しくモララー君が主人公という作品。
    作者が人気長編小説を連載していた事もあって、vipper内でも楽しみにしている者が多いのじゃぞ」

/ ,' 3「お前にはモララーのライバルであり準主人公でもある魔女役を担ってもらっている。
    メジャーAAたるに相応しいポジションでは無いか。何か不満でも?」

川 ゚ -゚)「いや、そういうわけじゃ無い。ただ……私の恰好に不満があるのだ」



16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:28:45.30 ID:8fPjb7uUO

/ ,' 3「ああ……それ?別に良いじゃん。カッコイイって」

川#゚ -゚)「セーラー服にブルマの何処がカッコイイんだ!?
     上はともかく、下が旧年の体操服なのがイミフだ!威厳のカケラも無いぞ!!」

川#゚ -゚)「それになんだ私のこの武器。名前は……えっと……」

( ・∀・)「マジカルステッキ☆ぷんぷん、ですね」

川#゚ -゚)「そう、それ。ぷんぷんだ。見ろこのデザイン、超が付くどころのダサさじゃないぞ。
     ガストやバーミヤンで売ってる奴の方がまだマシだわ!」



17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:31:29.50 ID:8fPjb7uUO

/#,' 3「わしに文句言うな!台本にそうやって書いてあるんだし、そういう設定なんだから仕方ないじゃろう!?」

(|/。ωメ゚)「僕はその格好好きですお」

(´・ω・`)「ブーン、速く顔を元に戻しなよ。キモい」

川#゚ -゚)「くっそう。今回の魔女にしたって『謎めいていて無表情な女性』
     という今まで私が演じてきたキャラと似たり寄ったりの立ち位置……
     なんでいつも私はこんなテンプレートな役割しか任せてもらえないんだ……!!」



18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:34:06.71 ID:8fPjb7uUO

/ ,' 3「やぁれやれ、またその話しか……クー、お前がブーン系小説における『素直クール』というキャラクターに
    以前から不満を抱いている事はわしもよく知っている。モチベーションが上がらない原因がそこにある事もな」


(|/。ωメ゚)「ハァ!」

{ ^ω^} ポン!「ふぃー。やっぱこの顔が1番だお」

(´・ω・`)「(直ってねぇ)」



19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:37:36.30 ID:8fPjb7uUO

/ ,' 3「こっちに来たばかりの頃は作者達から与えられる役割を淡々と熟していた君が、
    自分という存在やキャラクターに疑念を感じ、新たな可能性を模索したいと考えるようになった経緯は知らん。聞くつもりも無い」

{ ^ω^}「ちょwwwww僕の顔、尖んがってるおwwwwテラかっこよすwww」

|´・ω・`|「だ、ダセぇwwwwwブーン速く元に戻しなってwwww腹がwww」


/ ,' 3「だが、そういった思想はナンセンスだ。
    我々AAキャラクターは作者から送られてくる台本の通りに物語を演じ、それを撮影し、スレッドで放送する」

/ ,' 3「それ以上もそれ以下も無い、今までずっとそういうサイクルを辿ってきたのだ……無論これからもな」



21 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:42:26.74 ID:8fPjb7uUO

{ ^●^}「ブギャーwwwwwwショボンの顔、ブームさんみたいになってるおwwwww」

|;´・ウンコ・`|「く、くそ。昨日のうpスレで踏んだブラクラの影響か!?vipperめ!!」


川 ゚ -゚)「私は役者だ!演じる役割に幅を求めて何が悪い!?」

/ ,' 3「君個人がどんな役割やキャラクターを望もうと『素直クール』は『素直クール』を演じなくてはならん。
    『荒巻スカルチノフ』というAAが女性ヒロインを演じられないように、『素直クール』は『素直クール』以外の役割を演じる事はできん。
    これはvipperの総意でもあるのだ」



23 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:45:39.73 ID:8fPjb7uUO

( ☆∀☆)「ちょっとお二方!遊んで無いで荒巻さんとクーさんの喧嘩を止めて下さいよ!!」

{ ^●^}「だwwwwれwwwだwwおwwwまwwwえwwはww」

(    ´・ω・`    )「ふぅ。やっと直った……」


川;゚ -゚)「くそっ……」

/ ,' 3「はっきり言うが、お前は自分が思っているよりも幸福なAAなのだぞ」

/ ,' 3「はわしのように出番が無くとも運よく撮影スタッフとしての仕事に従事できるAAもいれば、
    小説に出る機会すら与えてもらえず、泣く泣く板の運営や、
    ひろゆきの代わりにエロzip回収をするぐらいしか仕事が無いAA達だってごまんといるのだ……
    頻繁にブーン系に出演できるだけでも有り難いと思え」

川 ゚ -゚)「……」



24 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:49:02.59 ID:8fPjb7uUO

/ ,' 3「兎に角、今は頭を冷やすことだ。幸いにも第1話の後半部分でお前が登場するシーンは無い。
    先にそっちを撮っておくから、もう一度わしの言った事をよく考えてみろ」

/ ,' 3「おい、お前達。先に後半を撮るから準備しろ!」


{ ^●^}(    ´・ω・`    )( ☆∀☆)
「「「はい、監督!!」」」

/ ,' 3「ちょwwwwwww誰www」



25 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:51:35.11 ID:8fPjb7uUO

※結局、ブーン達は元に戻らなかったので撮影は中止になりました。

・クーの楽屋

川 ゚ -゚)「はぁ」

川 ゚ -゚)「皆に迷惑をかけてしまった。荒巻だって自分の役割を果たしていただけなのに……
     あれではただの八つ当たりではないか」

川 ゚ -゚)「ブーンの『ω』も何処かに行っちゃったし……」

コンコン

川 ゚ -゚)”「ん、誰だ?どうぞ」

( <●><●>)「やあやあ、どうもどうも」



26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:54:59.02 ID:8fPjb7uUO

川 ゚ -゚)「あ、きよし師匠。どうもです」

( ;<●><●>)「違います。ワカッテマスですよ」

川 ゚ -゚)「ジョークですよ、ジョーク。ニカラグアジョーク」

( <●><●>)「はっはっはっ、相変わらず掴み所の無い方だ。その様子ならどうやら心配はなさそうですね」

川 ゚ -゚)「心配?」

( <●><●>)「ええ。ほら、例のモララーさん主演の作品で監督と一悶着起こしたでしょう?貴方が落ち込んで無いかなぁと思いまして……」



27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/24(土) 23:56:58.20 ID:8fPjb7uUO

川 ゚ -゚)「それはそれは、わざわざありがとうございます。
     でも、激励に来るならもっとイケメンの方が嬉しかったですね」

( <●><●>)「はっはっはっ、手厳しい方だ。
        実はこれでも、ひと昔までギョロ目のワカッテマスと言われて恐れられてたんですよ」

川 ゚ -゚)「それ、イケメンと何か関係あるんですか?」


( <●><●>)「いえ、全く」



30 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:01:01.53 ID:avHcsINTO

川 ゚ -゚)「他に何か要件は?」

( <●><●>)「ああ、実はちょっとしたアドバイスを」

川 ゚ -゚)「ほう。興味深いですね」

( <●><●>)「クーさん。貴女は最近『素直クール』という存在意義、そしてそれが及ぼす範囲に疑念を抱いていらっしゃいますね。
       何故自分は『素直』で『クール』なキャラでなければならないのか。
       もっと他にも出来る役柄があるのではないか?と」

川 ゚ -゚)「ええ。ですがAAが自己のアイディンティティーに疑いを持つのはご法度。
     ……そう言いたいのでしょう?」



31 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:03:24.37 ID:avHcsINTO

( <●><●>)「いえ、そうではありません。むしろ私は大いに推奨していますよ?
        あ、これアフレコでお願いしますね」

川 ゚ -゚)「?」

( <●><●>)「自分の役柄はこれで良いのか、自分の立ち位置は果たして何処にあるのか。
        そう思っているAAは貴女だけではありません。むしろそういった思想を持っていないAAの方が小数でしょう。
        あ、これもアフレコでお願いします」

川 ゚ -゚)「私以外にも自分の役割に疑念を持つAA達が……」

( <●><●>)「と、言っても本気でキャラや立ち位置を変えたいと思ってる人はそうはいないでしょうね。
        ただ、自分の役柄にこだわりや願望を持ってる者はたくさんいる。ということです」



32 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:06:19.16 ID:avHcsINTO

川 ゚ -゚)「知らなかった……。しかし何故それを貴方が知っているのですか?
     他のAA達は私のように声を大にして主張してはいないでしょう」

( <●><●>)「ああ、簡単な事ですよ。
        ほら、私はエスパークーでビロード君の千里眼モードを担当しているでしょう?」

川 ゚ -゚)「!!。ははぁ、撮影用の千里眼コンタクトを使って……」

( <●><●>)「そ。役者さん達の部屋を透視して見ていたんです、
       もちろん口の動きで何を喋っているのかバッチリ把握していますよ」



33 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:09:50.07 ID:avHcsINTO

川 ゚ -゚)「成る程。透視で部屋の中を………ん?……透視?」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「ワカッテマスさん」

( <●><●>)「なんでしょう?」

川 ゚ -゚)「……」

( <●><●>)「……」

川 ゚ -゚)「…………」

( <●><●>)「…………」

川 ゚ -゚)「胸が大きいって大変ですよね〜。
     最近、肩がこっちゃって、小さい人が羨ましいですよ〜」

( <●><●>)「嘘つけ。パット入れてる癖に」

川 ゚ -゚)「……」

( <●><●>)「……はっ!?」



35 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:12:24.49 ID:avHcsINTO

川#゚ -゚)「おまっ!今コンタクト付けてんだろ!?」

( ;<●><●>)「ワカンナイデス!ワカンナイデス!」

川#゚ -゚)「妻子がいる癖にいい度胸だな!?ちょっとこっち恋!!」

( ;<●><●>)「アフレコで!アフレコでお願いします!!
        妻には……妻には言わないでくれぇええ!!!」

川#゚ -゚)つ=ω「うっせ!ギョロ眼。これでも喰らえ!!」

( ;<〇>ω<〇>) ピト
「FUOOOOOOOOOOOOOO!!??」



37 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:15:01.82 ID:avHcsINTO

―――――――――
――――――――――――
―――――――――――――――

{ ^●^}Σ「ハッ!?」

(      ´・ω・`      ;)
「ど、どうしたブーン!?戻る方法が分かったのか!?」

{ ^●^}「(そっか……新しい主人を見つけたのかお……)」

( ☆∀☆)「ショボンさんショボンさん。このプレスで顔挟んだら直るんじゃないですかねぇ」

|)     ´・ω・`    ;(|
「それ、さっきやって死にかけたの知ってるだろ!!イデデデデ!!」

―――――――――――――――
――――――――――――
―――――――――



39 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:18:22.60 ID:avHcsINTO

( ;<●>ω<●>)
「ちょwwwwwwww取れNEEEEEEEEEEEE!!」

川 ゚ -゚)「ふっ、良い様だな。ここでそのままその口(?)を愛でているが良い」

( ;<●>ω<●>)「ど、何処に行くんです?」

川 ゚ -゚)「決まっているだろう。己の役割に疑念を抱いているAA達に話しを聴きに行くんだ。
     彼等の楽屋を訪ねる」

( <●>ω<●>)「……」

川 ゚ -゚)「そうすれば……もしかししたら、私は自分が本当は何を求めたいのかが分かるかもしれない」

( <●>ω<●>)「……」

川 ゚ -゚)「ワカッテマスさん。変態とはいえ、貴重な情報をありがとう。
     ちょっと行ってきます」



40 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/05/25(日) 00:19:55.91 ID:avHcsINTO

( <●>ω<●>)「クーさん!」

川 ゚ -゚)「はい?」

( <●>ω<●>)「私は………フリル付きよりも、縞パンの方が貴女には似合うように思えます」


川#゚ -゚)「………」



戻るSHOT1

inserted by FC2 system