115 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:05:14.59 ID:WXHOw/L50
 
 
 
 
 
   『川 ゚ -゚)はデンナミに乗せたようです 後編』
 
 
 
                                       そのまま続くのかよ!? 前後で分ける意味なくね!?

120 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:08:31.34 ID:WXHOw/L50
――7月24日・くちびる高校放送室――

( ´_ゝ`)「フンフ〜ンフ〜ン♪ 姉三六角巫女巫女ナース! っと……トンツートンツートントンツーツー……」


( ´_ゝ`)『よう。久しぶりだな』

( ^ω^)『久しぶりだお、流石くん。流石だお、いつもCBまでワッチしてるのかお?』

( ´_ゝ`)『まさか。偶然だ偶然。まあ、偶然こんな電波拾っちゃうのは流石だけどな、おれら』

( ^ω^)『おっおっおっ。まあ、流石くんなら拾ってくれると思ってたお』

( ´_ゝ`)『……やっぱり、わざわざCBでモールスなんてヘンタイな電波出してやがったのはそのためか』

( ^ω^)『おっおっおっ。やっぱり、ぼくだって分かってたのかお?』

( ´_ゝ`)『わからいでか。おれたちの最初のコンタクトとまったく同じ文面じゃねーか』

( ^ω^)『でも、だったらどうして、あんな他人行儀なコンタクトだったんだお?』

( ´_ゝ`)『言ったろ。今は放送部でやってるんだ。色々あるんだよ。
     それにそうだ。質問するのはこっちの方だろ』


( ´_ゝ`)『――どうしたんだよ、また急に。お前は、もう二度とハムなんてやれないと思ってたのに』

124 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:11:20.77 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『んー、まぁ。でも、チャンスが――』

( ´_ゝ`)『いい。やっぱり聞きたくない』

(; ^ω^)『そっちから振っておいてそれはヒドいお』

( ´_ゝ`)『まぁ、こっちにしてみても渡りに船だったんだ。ちょっとお前に頼みg』



(´<_` )「(バタン!)見えないものを見ようとしてー! 望遠鏡を覗き込んだー……あれ?
     なんだ、兄者。姿を見ないと思ったら、先に来てたのか」

(; ´_ゝ`)「(げっ!? 弟者が来た!?)
     おとっ、弟者、部屋に入る時はノックくらいしろっ」

(´<_` ;)「いやノックって、ここは放送室であって兄者の部屋じゃないしな……。
     そんなことより、兄者が積極的に部活している……大震災がくるぞ大洪水がくるぞ大魔神がくるぞ……」

(; ´_ゝ`)「お前は兄を何だと思っているんだ」



(; ^ω^)『おっおっおっおっおっ? どうしたお? 流石くん応答せよ? 流石くーん?』



(´<_` )「ん? ああ、朝っぱらから無線機イジってたのか。なら納得だ」

(; ´_ゝ`)「お前とは一度、酒でも飲んでじっくり話し合わないとダメな気がする」

127 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:14:18.41 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『おーい、流石くーん』

( ´_ゝ`)『弟者 来た 一旦 73』

( ^ω^)『あ、ちなみに73は、無線用語で「さようなら」だお』



(´<_` )「あんたは誰に解説してるんだ」

(; ´_ゝ`)「……は?」

(´<_` ;)「あ、あれ? いま兄者、なんか分かりづらいボケしなかったか?」

( ´_ゝ`)「……まぁ、最近暑くなってきたしな……」

(´<_` ;)「ちょっと待ってくれえええええ、兄者からそんな目で見られたくないいぃぃぃぃぃ!」



( ´_ゝ`)『昼ごろ また 発報 くれ』

( ^ω^)『マルだお』

129 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:17:19.10 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)「朝っぱらから何をやってるんだ、騒々しい」

( ´_ゝ`)「いや、弟者がなんか暑さにヤラれてヘンな電波を受信したらしくてな」

(´<_` ;)「だから違うんだ! 違うんです! 部長! 信じてください!」


川 ゚ -゚)「…………」


川 ゚ ー゚) ノ 「まあ、弟クンも兄者クンと同じ血が流れてるワケだしな。気にするな、血は争えない」


( <_ )「………………」

( ´_ゝ`)「あ、弟者が燃え尽きた」

131 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:20:18.30 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「しかし、何だかんだで部長さんもそうとうハマってるな。わざわざ夏休みに活動するなんて」

川 //゚ -゚)「べっ、別にいいだろう.。いや、というか、部員の活動に付き合ってやるのは部長の責任だ」

( ´_ゝ`)「やーそんなことないね。もう部長はどっぷりだね。無線マニアへ一直線だね」

川 ゚ -゚)「そっ、そんなことないっ!」

( ´_ゝ`)「じゃあ、そのカバンの中に入ってるアマチュア無線試験の過去問集は何なんだ?」

川 ///)「なっ!? なんで知ってるんだっ!?」

m9( ´_ゝ`)「プギャー! ホントに入ってんの!? テキトーに言ったのに!
       おっぱいをデカくする100の方法とかそんな本も入ってるんじゃねーの!?」


川 - )


(; ´_ゝ`)「……あ、あれ?」

川 # ー )「殺す方法くらいは選ばせてやる。どうやって死にたい?」

(; ´_ゝ`)「なっ、ちょっ、軽いジョークじゃんっ! ねっ、ご機嫌直して! 前髪で目が見えない!」

川 #゚ -゚)「問答無用っ! インディアンデスロック一時間の刑だ!」

(; ´_ゝ`)「ちょっ! まっ! 弟者ヘルプ! ヘルプユアブラザー!」

133 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:23:26.48 ID:WXHOw/L50


. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

     ↑ 弟者  (1991〜)


川 ゚ -゚)「……? 弟者くん、どうしたんだ? おーい?(ツンツン」

( ´_ゝ`)「(おれと同じ血が流れてるのがそんなにイヤなのかなぁ……)」

134 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:26:29.30 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「(よしっ、このスキに話題を変えて、インディアンデスロックの刑を回避するんだ!)」


( ´_ゝ`)「ところで部長さん、おっぱいは揉むと大きくなるらしいぞ。おれがモミモミしようかゲヘヘ」

Σ(; ´_ゝ`)「――はっ!? 選択肢間違えた!?」


川 ゚ -゚)「よしよし。そんなに殺されたいのか。パロ・スペシャル2時間も追加してやろう」





ウギャアァァァー!!    こえは むなしく ひびいた


139 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:29:29.02 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)y- 「で、今日はどうしようか。また向こうの通信を待つのか?」

(; ´_ゝ`)「部長さん、デスロックがキマってて答えるどころじゃないです。
     あと、部長ともあろう人がタバコ吸っちゃいけないと思います」

川 ゚ -゚)y- 「これはココアシガレットだ」

(; ´_ゝ`)「そうですか。できれば、デスロックの方もなんとかなりませんか」

川 ゚ -゚)y- 「発売元はオリオン。1箱30円で6本入り。おいしい。一本食べるか?」

(; ´_ゝ`)「ありがとうございます。ハッカの味がおいしいです。あと、できればデスロックを……」

川 ゚ -゚)y- 「もっとキツくかけて欲しいのか? マゾだなぁ兄者くんは」

( ´_ゝ`)「ぎゃあああああああーっ!」



川 ゚ -゚)y- 「で? 結局どうするんだ? 今日は?」

( ´_ゝ`)「……部長のおっしゃる通り、向こうの発報を待って返信しますです……」

川 ゚ -゚)y- 「そうか。じゃあ、わたしはわたしの仕事をしよう」  (ズルズル

(; ´_ゝ`)「ワッツ!? ワッツハプン!? 部長! お願いだからヒトの関節キメたまま歩かないで!」

川 ゚ -゚)y- 「ダメ」

(; ´_ゝ`)「ぎゃああぁぁぁぁぁ痛ぇぇぇぇぇぇ!」

141 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:32:34.58 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「……ぜーはー……」

川 ゚ -゚)Φ 「カキカキ」

( ´_ゝ`)「あの……おれの膝関節を脱臼一歩手前まで追い詰めて、何やってるんですか……」

川 ゚ -゚)Φ 「んー、今日の交信リスト。色々聞きたいこともあるし」

( ´_ゝ`)「……結局、すっかりハマってるじゃないか……」

川 ゚ -゚)Φ 「断じて違う。部長としての責任と、自分の勉強のためだ」

( ´_ゝ`)「――勉強といえば、夏休みの宿題とかやらなくていいのか?」

川 ゚ -゚)Φ 「言葉遣いが戻ってる。やりなおーし」

(; ´_ゝ`)「……夏休みの宿題とかはよござんすか?」

川 ゚ -゚)Φ 「当然だ。あんなもの、最初の一日で終わらせた」

( ´_ゝ`)「マジか……ウチの弟者にツメのアカでも煎じて飲ませてやってください」

川 ゚ -゚)Φ 「なんでキミじゃなくて弟クンなんだ」

( ´_ゝ`)「アイツが早く終わると、その分おれも早く写せるんで」

川 ゚ -゚)Φ 「……」

川 ゚ -゚)「キミ、弟クンのを写してるのか?」

143 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:35:39.11 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「はぁ、まぁ。双子だから学年同じだし。
     あいつデキるんで、テキトーに間違うのがめんどくさいんですけど」

川 ゚ -゚)「それは、キミが強制しているのか?」

( ´_ゝ`)「いや、強制しているというか、勝手にノート盗んでやってるというか……」

川 ゚ -゚)「…………」

(; ´_ゝ`)「ぎゃあああああ!? 無言だから伝わりづらいけど、関節がキツくなってるぅぅぅぅ!?」

川 #゚ -゚)「ヒトの宿題を写すなんて最低だ。今年から自分でやれ」

(; ´_ゝ`)「はい! はい分かりました! 分かったからタップタップ! 死んじゃう! 膝が死んじゃう!」







川 ゚ -゚)Φ 「……」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「……なあ、部長」

川 ゚ -゚)Φ 「んー?」

( ´_ゝ`)「あんた、ノートのコピーまでやらされてるのか?」

145 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:38:25.15 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)「なっ!?」

( ´_ゝ`)「あの時、あんたただの友だちだって言ってたよな? ホントは違うだろ?」



■■■■■■■■■■


ジャー

W.C. ●
    ▲


川 ゚ -゚)「まったく……どうしてこう、女というのは不便なものかな……」



<ヽ`∀´> 「おいおい、ネクラ部長さんがトイレから出てきたぞ」

(・∀ ・) 「ぎゃははは! よく似合ってるよ! 何? パンでも食ってたの?」

( ^Д^) 「プギャー!」


川 ;゚ -゚)「う……」

147 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:41:33.22 ID:WXHOw/L50
<ヽ`∀´> 「なー、部長さんさー。オレたち、ちょーっと困ってんだよな。助けてくんない?」

(・∀ ・) 「そーなんだよ。こいつ昨日スロで4万もスッちまってさ。笑えるだろ?」

m9( ^Д^) 「プギャー!」

m9(・∀ ・) 「プギャー!」

<ヽ`∀´> 「まー、そーいうワケなんだよ。おれら友だちだろ?」


川 ;゚ -゚)「あ……その、いま、お金持ってないから……」


(・∀ ・) 「別にそんな期待してねーよ。100円でも200円でも持ってたら、ちょっと貸してくんない?」

川 ;゚ -゚)「でもその、帰りの電車が……」

<ヽ`∀´> 「歩いて帰ればよくね? 最近部長さん太ったみたいだしさ、ダイエットに協力してやるよ」

( ^Д^) 「プギャー!」


川 ;゚ -゚)「…………」


川 ;゚ -゚)ノ■「これ……おさいふ」

154 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:44:38.17 ID:WXHOw/L50
<ヽ`∀´> 「おっ、財布ごと? 部長ったらリッチだなオイ」

(・∀ ・) 「しかも5000円も入ってんじゃねーか。なーんだよ、部長。しらばっくれちゃってー」

川 ;゚ -゚)「あの……定期、切れちゃったから……」

<ヽ`∀´> 「おお、部長さんは1ヶ月も歩いて家に帰るのか! エラいねー、日本の未来は明るいよ!」

(・∀ ・) 「じゃあサンキューな! また困ったら頼むわ!」

( ^Д^) 「プギャー!」



川 ゚ -゚)「……」

川 ; -;)「…………」






   「ほれ、部長さん」   ノ^[5000]


川 ゚ -゚)「あっ!? えあっ!? 誰だっ!?(ゴシゴシ」

( ´_ゝ`)「……おれだ」

157 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:48:06.37 ID:WXHOw/L50
川 ;゚ -゚)「あっ、えあっ、あのな、今のはな、違うんだ! あれはただの友だちでな!」

( ´_ゝ`)「……友だちなのか」

川 ゚ -゚)「そうなんだ! 友だちが困ってたら助けるのは当然だろう? いやむしろえらい。わたしはえらい。
     だから、別にこんなものもらっても嬉しくない」
              ↓
             [5000]

( ´_ゝ`)「……友だちが困ってたら、助けるのは当然なんだろ?」

川 ゚ -゚)「別にわたしとキミとは友だちじゃない」

( ´_ゝ`)「意地張らなくても――」

川 ゚ -゚)「いや、普通にキミと友だちになりたくない」

(; ´_ゝ`)「マジかよ……ちょっとショックだぞ……。
     でもまぁ、とっとけ。今日はパチンコの新台入れ替えで5万ほど勝ったんだ」

川 #゚ -゚)「……キミ、パチンコなんてやってるのか。高校生なのに」

(; ´_ゝ`)「え? なんか嫌な予感するんだけど違くね? ここはおれがキメていいところじゃね?」

川 #゚ -゚)「知るかっ! 部内の風紀はわたしが糺す! 衝撃のファーストブリッドぉぉぉぉぉぉ!」


   「ぎゃあああああああああああああああああ! (キラーン」

162 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:51:03.72 ID:WXHOw/L50
川 ;゚ -゚)「……はぁ……はぁ……」

川 ゚ -゚)「…………」


川 ゚ -゚) [5000] 「まあでも……」








                                            ありがとう。



■■■■■■■■■■


166 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:54:20.20 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「……けっこう噂にもなってるんだぞ」

川 ゚ -゚)「ホントにただの友だちだったんだ! 別に違う! そんなんじゃない!」

( ´_ゝ`)「もうバレてるんだよ。ムリに隠さなくても、」

川 #゚ -゚)「友だちだって言ってるだろ!? 何だ!? あの時の5000円を返せばいいのか!?」

( ´_ゝ`)「そんなこと言ってるんじゃない、そうじゃなくて、」

川 #゚ -゚)「バカっ! 死ねっ!」


タタタタッ  バタン!


(; ´_ゝ`)「うげ……ヤベ。やっちゃった」

(´<_` )「そりゃ怒るだろ」

( ´_ゝ`)「おお、生き返ってたのか。助け舟出してくれよマイブラザー」

(´<_` )「ヤだ。普通にあんたと兄弟になりたくない」

(; ´_ゝ`)「ええっ、そこも否定するの!?」

(´<_` )「だって、兄者はこの状況でも『やったー関節がフリーダムだヤッホー!』とか思ってそうだし」

(; ´_ゝ`)「(ビクゥッ)」

168 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 16:57:28.35 ID:WXHOw/L50
(´<_` )「とにかく、部長はおれが追いかける。
     兄者は、ここで反省して部長に怒られる用意して全身の関節を外される心の準備しておけ」

(; ´_ゝ`)「最後のひどくねぇ!?」

(´<_` )「いやー、あれは、ものすごーく怒ってるぞ絶対。あーあ、しーらないっと。いってきまーす」 (バタン



――20分後――

( ^ω^)『そりゃ怒るお』

(; ´_ゝ`)『ニガテなんだよこういうの。だからお前に頼もうと思ってたのに……』

Σ(; ^ω^)『はぁ!? ぼく!?』

( ´_ゝ`)『そりゃ、お前こういうの専門だし』

(; ^ω^)『いやいやいやいや、そんな設定ないお!』

( ´_ゝ`)『でも、おれより得意だろ。彼女もいるし』

(; ^ω^)『彼女いるとかそういう問題かお!?』

( ´_ゝ`)『別に、部長に強くなってもらうとかそういうのはいいんだ。ただ友だちと趣味ができればなぁ、と』

( ^ω^)『友だちならいるじゃないかお』

( ´_ゝ`)『はぁ?』

170 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:00:27.90 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『流石くんたちが友だちなんじゃないのかお?』

( ´_ゝ`)『いや、思いっきり面と向かって友だちになりたくないって言われたぞ』

(; ^ω^)『きっつい子だお……』

( ´_ゝ`)『思ったことをそのまま口に出すタイプだからな。
     いや口だけじゃないぞ。手も足も出るぞ』

(; ^ω^)『ま、まあ、でもそれは照れ隠しだと思うお』

( ´_ゝ`)『ンなこたぁーない。なんか、あのセリフ言う時だけめっちゃ顔がマジだったもん』

(; ^ω^)『(まさかホントに本心ってことはないおな……)』

( ´_ゝ`)『まあそういうワケなんだ。ヒトツよろしく頼む』

( ^ω^)『…………』

( ^ω^)『まあいいお。でも、その子モールスできるのかお?』

( ´_ゝ`)『アマチュア無線免許の本で勉強しているらしい。4アマじゃなく3アマを受けさせればいい』

( ^ω^)『……って、それはこれから勉強するという意味かお?』

( ´_ゝ`)『モールスなんて習うより慣れろだろう。実戦の方が勉強になる』

(; ^ω^)『ぼくへの配慮とかはないのかお? 初心者のモールスって死ぬほど聞きづら――』

( ´_ゝ`)『まあよろしく頼むな』

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/11(日) 17:03:31.13 ID:WXHOw/L50
――さらに30分後・放送室前――

(´<_` )「じゃ、そういうワケで遠慮なく行っちゃってください」

川 ///)「うー……」

(´<_` )「?」

川 ///)「あ、あのな、わたし死ねとか思いっきり言っちゃったしな、その……」

(´<_` ;)「(プロレス技までかけといて、今さらそんなの気マズがるか……?)」



(´<_` )「ごほん。あー、大丈夫です。兄者は毎朝電車の中で死ねとか言われてます。
     あと、2日前に母者の財布から金を取ってるのがバレて1万と2千回くらい死にかけてます」

川 ゚ -゚)「……マジか」

(´<_` )「マジです。妹者からも、『わたしより先にお風呂に入らないで!』とか言われてます」

川 ;゚ -゚)「……兄者クンって、想像以上にアレなんだな……」

(´<_` )「ええもう、流石家の恥です。部長に息の根を止めていただければ、両親も泣いて喜びます」

川 ;゚ -゚)「う、うん、まぁ分かった。じゃあ入るよ」



きぃ……パタン

176 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:06:29.51 ID:WXHOw/L50
川 ;゚ -゚)「あ、あの、兄者クン? さっきはその――、」

( ´_ゝ`)「あ、部長さん。遅いぞ。どこほっつき歩いてたんだまったく」

川 ゚ -゚)「……は?」

(´<_` )「まぁこんなもんです。1時間近く前のことなんて、もうさっぱり蒸発してます」

   _, ,_
川 #゚ -゚)「……なんか、それはそれで凄く納得がいかない」

( ´_ゝ`)「そんなことよりほら。部長さんが待ちわびてた発報だ。相手がコンタクト取ってきたぞ」

川 ゚ -゚)「そうか……」

(; ´_ゝ`)「って、なに凄くナチュラルな勢いでおれの関節をキメ始めてるの!?」

川 ゚ -゚)「いやほら、まださっきの罰が数十分残ってるからな」

(; ´_ゝ`)「ええええぇぇぇぇぇぇいたたたたたたた」




川 ゚ -゚)「で? 今日はなんて?」

(; ´_ゝ`)「はぁ、こんにちは、だそうです」

178 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:09:40.47 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)「挨拶されたら返すのが礼儀だろう。こっちもこんにちは、だ」

(; ´_ゝ`)「あの、パロ・スペシャルの状態からモールス打鍵するのって凄く大変なんですが」
           ↓

         ∧_∧
         (  ゚ -゚)
        く ∩ ∩ヽ 
        〇| | ||〇    こんなん
       / /| | ||  
      (__)( ) ←兄者
       し\/\/ ̄



川 ゚ -゚)「元気があれば何でもできる」

(; ´_ゝ`)「いやあの、確かに関節は捻じ曲げられてますが、さすがに物理法則は捻じ曲げられないと思うんで……」

川 ゚ -゚)「じゃあロビン・スペシャルに移行するか?」

(; ´_ゝ`)「死んじゃう! クビの骨がバッキリ折れて死んじゃう!」

181 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:12:59.76 ID:WXHOw/L50
(; ´_ゝ`)「いやあの、そうじゃなくて、できれば部長さんに打鍵してもらいたいんですが」
  _, ,_
川 ゚ -゚)「はぁ? わたしはモールスなんかできない」 (ギリギリギリギリ

(´<_` ;)「(うわぁ……人間の腕ってあそこまで曲がるんだ……)」

(; ´_ゝ`)「折れる! マジで折れちゃう! ゆでたまご先生は容赦なさすぎる!」

川 ゚ -゚)「ほら、さっさと返事をしないと。相手を待たせるものじゃないぞ」

(; ´_ゝ`)「符号は教えますから! ね、だから部長もやってみましょう! アマチュア無線免許取るんでしょ!?」

川 ///)「だから取らないって言ってるだろ!」 (ギリギリギリギリギリギリ

(´<_` ;)「(うおお……なんか……あれもうホントに兄者の腕か?)」

(; ´_ゝ`)「おうふ! いっそ肩が外れればいい! この苦しみから解放されるなら脱臼すればいい!」

川 ゚ -゚)「ほら、早く打て!」

(; ´_ゝ`)「弟者、いまだ!」

Σσ(´<_` ;)「え!? おれ!? 何の打ち合わせもしてないのにそんなこと言われても!?」

( ´_ゝ`)σ 「部長さんの指先をモールス打鍵器にかけるんだぁ―――っ!」

川 ;゚ -゚)「わっ、バカ、止めろ! 弟者クン、やめるんだ!」

(´<_` ;)「……部長、すみません……おれ、やります!」

183 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:15:56.91 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)「いけええええ! 弟者ぁぁぁぁっ! 流石の意地を見せてやれええええ!」

川 ;゚ -゚)「やめっ、やめてくれ!」

(´<_` )「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」


      [モールス打鍵器]
         σ●      ぴとっ。



       『ツ――――――――――――ッ!』



Σ(; ^ω^)『おうふっ!? いきなり何だお!?』

188 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:18:49.44 ID:WXHOw/L50
    /ヽ       /ヽ
   / ヽ      / ヽ
   /  ヽ___/  ヽ
  ./            \
 /     /      \ |        /ヽ       /ヽ
 |           \  |        / ヽ      / ヽ
 |           /  |____ /  ヽ___/  ヽ
 |       __    /____ /           \ 
 ヽ            -<      //      \      | 
 /              ヽ    |   /           | 
/                |.    |   \           |
             |    |    |     __      /
             |    |__ ゝ-           <
            /|    |_  /             ヽ
           / |    |/⌒ノ              | ヽ
           |  |    |ヽ      ノ         |  )

       ま     さ     に    流    石


川 ; )))「あわわわわわわわ、押しちゃった……っ!」

( ´_ゝ`)「ふっ……やはりお前はおれの弟だ」

Σ(´<_` ;)「あっ、しまったっ! つい反射的にっ!」


(; ^ω^)『あのー、お取り込み中すいませんが、何が起こってるお?』

190 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:21:54.82 ID:WXHOw/L50
川 ;゚ -゚)「あ、あのっ、これどうすればいいんだっ!?」

( ´_ゝ`)「とりあえず、おれの言う通りに打鍵するんだ。まずは『こんにちわ』でいいだろうな。
     『こ』は『ツーツーツーツー』、『ん』は『トッ ツー トッ ツー トッ』……」

川 ;゚ -゚)「あわわわわわ! そんないっぺんに言うな! 分からない!」



川 ゚ -゚)『ここっ、こここっ、こんぬづわっ!』

(; ^ω^)『(案の定、信号にノイズが多すぎてめちゃくちゃ聞き取りづらいお……)』

( ^ω^)『こんにちは。緊張することないお』



川 ;゚ -゚)「うわあああっ、なんかいっぱいツーツー言っててまったく分からんぞ!?」

(; ´_ゝ`)「落ち着け! 驚いた拍子におれに腕ひしぎをかけるのは止めてくれ! 今のは――、」

(´<_` ;)「(なんか、実はすっげえめんどくさいヒトだな……部長……)」

196 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:24:51.25 ID:WXHOw/L50
――数分後――

川 ゚ -゚)『取り乱した。ごめん』

( ^ω^)『誰でも最初はそんなもんだお』



(´<_` )「しかし、凄いスピードで覚えるな、部長は。あっという間に50音の符号を覚えてしまったぞ」

( ´_ゝ`)「この手のは、本で覚えるよりも実際にやるのが一番いいんだ。麻雀もそうだろ」

(´<_` ;)「いや、麻雀やるのは兄者だけだが」



川 ゚ -゚)『モールスはめんどう。なんで声にしない?』

( ^ω^)『それがプロのこだわりだお』

川 ゚ -゚)『カッコよくない。無意味。
     あと、あなたの語尾の「お」が分かりづらい』

(; ^ω^)『(やっぱこの子きっついお……)』

199 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:27:51.91 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)『でも無線楽しい。バカには内緒』

( ^ω^)『なんでだお? 言ったら喜ぶと思うお』

川 ゚ -゚)『むり。なんかくやしい』

(; ^ω^)『(流石くんも報われないお……)』

( ^ω^)『分かったお。流石くんには内緒にするお』

川 ゚ -゚)『…………?』

( ^ω^)『お?』

川 ゚ -゚)『あなた、バカと知人?』

(; ^ω^)『おっ!? なんでそう思うお!?』

川 ゚ -゚)『あなた、さっき「流石くん」と言った。知り合いっぽい』

(; ^ω^)『おっおー……』

(; ^ω^)『(鋭いというか細かいというか……。
     どうするお? 流石くんは、ぼくたちのことは内緒にしてるっぽいお……)』

(; ^ω^)『べっ、別に知り合いでもなんでもないお! ただ、さっき名前を教えてもらったお!』

川 ゚ -゚)『ほんとう?』

( ^ω^)『ブーン嘘つかないお!』

202 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:30:52.32 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)『? ブーンってなに?』

( ^ω^)『あ、それはぼくのあだ名だお。昔はパイロットになりたかったからだお』

川 ゚ -゚)『ふうん。昔は? 今は違う?』

( ^ω^)『うーん、まぁ色々あったお。でも、ぼくは空が好きだから、今でも無線をやっているお』

川 ゚ -゚)『空と無線が関係ある?』

( ^ω^)『あるお。無線に使うアンテナは「空中線」とも言うお。この空で、ナイトウとQUUはつながっているお』

川 ゚ -゚)『…………』

(; ^ω^)『きょっ、興味なかったかお?』

川 ゚ -゚)『そうじゃない。オタクっぽい』

(; ^ω^)『(……ホントに思ったことをすぐ口にするおね……)』



川 ゚ -゚)『でも、ちょっとロマン』

( ^ω^)『そうだお! ちょっとロマンチックだお!』

川 ゚ -゚)『あと、わたしはクーでいい。QUUは聞き取りづらい』

( ^ω^)『分かったお!』

205 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:33:48.84 ID:WXHOw/L50
(´<_` )「……なんか、出番ないな。おれら」

( ´_ゝ`)「おれとしては、あのヒトが絡むと無意味に関節を痛めるからありがたいんだが」



川 ゚ -゚)『わたし、もう帰らないといけない』

( ^ω^)『おっおっお?』

川 ゚ -゚)『宿題ある。兄者クンに、見栄でやったと言った。急いでやらないと』

( ^ω^)『分かったお。クーはまた明日も来るのかお?』

川 ゚ -゚)『くる。ナイトウと無線、楽しい』

( ^ω^)『そう言ってもらえると嬉しいお』

川 ゚ -゚)『うん』

( ^ω^)『あ、それから、クーのモールス、この短い時間でとっても巧くなったお。きっと、免許もすぐ取れるお』

川 ゚ -゚)『うん、がんばる。でも、褒めても何も出ない』

( ^ω^)『お世辞じゃないお。本当だお』

川 ゚ -゚)『ありがとう。じゃあ、時間。73』

( ^ω^)『おっおっおっ。ばいばいおー』

207 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:37:00.73 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)「ふー」

( ´_ゝ`)「ずいぶん長い時間だったな。楽しかったか」

川 ゚ -゚)「あんまり」

( ´_ゝ`)「さいで。アマチュア無線技士免許、取る気になったか?」

川 ゚ -゚)「だから取らないって言ってるだろっ!」

(; ´_ゝ`)「あいだだだだ! ごめんなさい! これもう何がどうなってるのか分からないけど痛ぇ!」

(´<_` ;)「(兄者もこりないなぁ……)」


川 ゚ -゚)「それじゃ、わたしは帰る。部室の片付けと戸締り、頼むぞ」

( ´_ゝ`)「え? マジ? もう帰るの?」

川 ゚ -゚)「うん。今日はお母さんがいないからな。わたしがご飯を作らないといけないんだ」

(; ´_ゝ`)「うげえ、聞いてないぞ」

川 ゚ -゚)「すまん。今度埋め合わせするから。じゃっ」   (バタン!

(; ´_ゝ`)「ものすごい勢いで帰ってしまった……」

(´<_` ;)「あのヒトも、けっこう自由な生き方してるなぁ……」

210 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:40:07.38 ID:WXHOw/L50
――それから――

川 ゚ -゚)『今日から、法規の勉強をすることにしたんだ。もう工学のほうは完璧だと思う』

( ^ω^)『ホントかお!? やっぱり、クーは頭がいいお!』



川 ゚ -゚)『……ごめん、昨日はちょっとウソついた。空中線の構造がよく分からないんだ。教えてほしい』

( ^ω^)『分かったお。大丈夫だお、クーならすぐ分かるようになるお』



川 ゚ -゚)『そういえば、ナイトウの歳は幾つなんだ?』

( ^ω^)『ぼくは20だお』

川 ゚ -゚)『年上なのかっ! ごめんなさい、今まで失礼だった……』

( ^ω^)『構わないお。でもその代わりに、ヒトツ教えてほしいお』

川 ゚ -゚)『なんだ?』

( ^ω^)『クーの好きなヒトって誰だお?』

川 ///)『なっ、バカっ! 何言ってるんだっ! ナイトウのバカっ!』

( ^ω^)『おっおっおっ』

215 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:43:01.49 ID:WXHOw/L50
(´<_` ;)「……なあ、なんか、ホントに要らない子になってないか? おれら」

( ´_ゝ`)「こんなにも平和な日々のどこが不満なんだ……主に関節的な意味で」

(´<_` ;)「まだ覚えられてるかな、おれら」

( ´_ゝ`)「こんだけ地味なメンバーだから大丈夫だろう」




川 ゚ -゚)「ふう。今日も退屈な通信だったな」

(´<_` ;)「ウソつけぇ!」
  _, ,_
川 ゚ -゚)「ん? 部長に対して何だその言葉遣いは? キミも兄者クンみたいになりたいのか?」

(´<_` ;)「うわあっ、すいませんすいませんっ!
      なんかあまりにもヒマで! ちょっと自己アピールしたかったんです!」

川 ゚ -゚)「……? 意味がよく分からないが、これから気をつけるようにな」

(´<_` ;)「すいません……反省してます……」

( ´_ゝ`)「どんどんおれに似てくるな、弟者」

(´<_` ;)「イヤあぁぁぁぁぁ!」

218 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:46:03.28 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)『わたし、ちょっと変われたと思うんだ』

( ^ω^)『お? 唐突にどうしたお?』

川 ゚ -゚)『んー……なんていうか……うん、友だちができた』

( ^ω^)『お! よかったお!』

川 ゚ -゚)『うん。友だち』

(; ^ω^)『……お? 誰が?』

川 ゚ -゚)『いやだから、わたしとナイトウ、友だち』

(; ^ω^)『(それは、今までは友だちと思っていなかったということかお……)』

川 ゚ -゚)『……イヤ?』

(; ^ω^)『あ、いや、そんなことないお! 嬉しいお!』

川 ゚ ー゚)『うん、よかった』



( ^ω^)『…………』

川 ゚ -゚)『ん? どうした?』

( ^ω^)『うん、なんでもないお……』

222 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:49:04.30 ID:WXHOw/L50
――それからそれから――

( ^ω^)『お疲れさまだお』

( ´_ゝ`)『いや、お前のおかげでおれは素晴らしい日々を送れているぞ』

( ^ω^)『そ、そうかお? 意味がよく分からないけど、よかったお』

( ´_ゝ`)『で? どうしたんだ急に? 最近はずいぶんウチの部長にご執心だったくせに、おれに用なんて』

( ^ω^)『あ……うん』

( ´_ゝ`)『? 煮え切らないな』

( ^ω^)『……あの、』



( ^ω^)『そろそろ、時間みたいなんだお』



(; ´_ゝ`)『え? 待て、時に落ち着け。時間って――、』

( ^ω^)『うん。咽頭ガン。明後日にまた病院に戻って――多分、今度はもう戻ってこられないお』

225 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:51:53.19 ID:WXHOw/L50
(; ´_ゝ`)『おいちょっと待てよ!? だってお前、またハムやって――、』

( ^ω^)『言ったお? 明後日、ぼくは病院に戻るお。今までは、自宅療養だったお』

( ´_ゝ`)『え、だって、おれはそんなモンもう治っちまったのかと――、』

( ^ω^)『その辺を説明しようとしたけど、流石くんが聞きたくないって言ったんだお』

(; ´_ゝ`)『(そうだっけ……)』

( ^ω^)『忘れないお。7月19日。流石くんは、ぼくの出した電波をちゃんと拾ってくれたお。
     絶対ムリだと思ってたのに。自分でも、どんなに確率が低いか分かってたのに。
     CBでモールスを出せば、流石くんが拾ってくれる気がしたんだお』

( ´_ゝ`)『何いきなりそんなこと言ってるんだっ。それに、アレはズルみたいなもんだっ!
     ホントに偶然だったんだ! 見つけたのだって弟者だったんだ! だから、そんな風に言うな!』

( ^ω^)『最後くらいカッコよく決めさせるお』

( ´_ゝ`)『だから、全然意味が分からないって言ってるだろ!
     こんな唐突な最後ってあるか!?』

( ^ω^)『ごめんお。言いそびれたお』

( ´_ゝ`)『なあちょっと待て、冗談だろ? からかってるんだろ? 部長と何か陰謀してるんだろ?』

( ^ω^)『I'm afraid not。残念ながら違うお』


( ^ω^)『それから、ずっと言いたかったことがあるお』

227 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:54:55.93 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)『ずっと前からスキでしたとか言ってもサムいからな! だからウソだって――』

( ^ω^)『ありがとうお。色々。最後に楽しかったお』

(; ´_ゝ`)『おいこらちょっと待て、お前そんなこと言い逃げなんてさせねーz』

( ^ω^)『あ、それから、明日も家にいるけど、色々忙しいからハムは触れないお。
     クーには、悪いけど明日は用事だからムリって言っておいてほしいお』

(; ´_ゝ`)『いや待て待て待て待て、だいたいそうだ、この後どうするんだよ! 部長は――』

( ^ω^)『最初に、ぼくに全部押し付けた仕返しだお。
     73。バイバイおー』


      ブツッ


(; ´_ゝ`)「…………おいおいおいおい…………」

229 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 17:57:58.25 ID:WXHOw/L50
――その夜――

   プルルルルル  プルルルル ガチャ

川 ゚ -゚)『こんな深夜に何の用だバカ』

( ´_ゝ`)『なあ部長さん、あんた、ナイトウと何も打ち合わせとかしてないんだよな?』
  _, ,_
川 ゚ -゚)『はぁ? いきなりどんな言いがかりだ。あんまりふざけてると鼓膜引きちぎるぞ』

( ´_ゝ`)『ならいい。いいか、よく聞け』
  _, ,_
川 ゚ -゚)『キミにそう言われると聞く気がなくなるから不思議だ。
     だいたい、キミは何の権利があって部長のわたしに命令を、』

( ´_ゝ`)『いいから聞けっ!』

川 ゚ -゚)『……!? な、え?』

( ´_ゝ`)『いいか――、』

231 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:00:52.96 ID:WXHOw/L50
――次の日・内藤家――

ξ゚听)ξ「ブーン……荷物、準備できたよ」

( ^ω^)「(ん……ありがとうお)」

ξ゚听)ξ「……あ、あのさ、また絶対、ここに戻ってこようね」

( ^ω^)「(うん。そうだお。ツンと一緒ならがんばれるお)」

ξ゚听)ξ「…………。
      それじゃ……行こうか」

( ^ω^)「…………」

ξ゚听)ξ「? どうしたの? ブーン?
      え? 紙? 筆談?」


   「ちょっと待って欲しいお」


ξ゚听)ξ「……ブーン……でも、病院……」


   「ちょっとだけでいいお。ほんのちょっとだけ」


ξ゚听)ξ「ん……分かった。お医者さんに電話してくるね」

234 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:03:56.15 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)「(はぁ……ぼくは何をやってるお。
      昨日、クーには来るなって伝えさせておいて……流石くんも、きっと来ないお……)」

( ^ω^)「(我ながら女々しいお。
      そうだ。どうせもう使わないんだから、こんなリグは壊してから――)」



   『ガッ! ザッ! ザザザッ!』



( ^ω^)「(……お?)」



   『ザザッ! ザッ! ザザッ!
         ――コチラ QUU クチビルコウコウホウソウブ
                  ――CQナイトウ コチラ QUU オウトウセヨ』



( ^ω^)「(流石くんか……まったく、最後ぐらいカッコよくさせて欲しいもんだお)」



( ^ω^)『おっおー、どうしたおー?』

236 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:06:32.90 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)『よう、何しろ最後の日だからな。やっぱりどうしても、ちゃんと言っておきたかったんだ』

( ^ω^)『何かお?』

( ´_ゝ`)『おれだって、サヨナラくらい言ってもいいだろうが。一方的に切りやがって』

( ^ω^)『あー、悪かったお』

( ´_ゝ`)『ったく、ヒトの気持ちの分からないヤツだ。そりゃ直接の面識はないが、一応トモダチだろうがよ』

( ^ω^)『そ、そんなに怒ると思わなかったお。ごめんお』


( ´_ゝ`)『――なあ、最後に確認するぞ。マジなんだな。冗談抜きなんだな』

(; ^ω^)『こんな冗談言うって、ぼくはどれだけ性格捻じ曲がってるお』

( ´_ゝ`)『そうか……マジなのか』

( ^ω^)『お。マジだお』



( ´_ゝ`)『……なら、やっぱりあなたは性格が捻じ曲がってる』

(; ^ω^)『……お?』

239 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:09:34.87 ID:WXHOw/L50
   『わたしは、兄者クンじゃない』

(; ^ω^)『お? ……まさか、』

川 ゚ -゚)【バカ―――――――――っ!!】



(; ^ω^)『おっおっおっ!? モールスじゃないお!? 声が……クーかお!?
      って、クーって女の子だったのかお!?』


川 ゚ -゚)【なんだ、あなたはそんなことも知らなかったのか】

( ^ω^)『だって、聞かされてなかったお』

川 ゚ -゚)【わたしはクーだ。くちびる高校放送部部長、コードネームはQUUだ】

   【ちょっ、部長さん違う! コードネームじゃなくてコールサイン!】

川 //゚ -゚)【間違えた。コールサインがQUUだった】


(; ^ω^)『う、後ろの声は流石くんかお?』

川 ゚ -゚)【そうだ。兄者クンにマイクを用意させた。
     あなたはマイクじゃなくていい。あなたがモールスを使う理由は、兄者クンから全部聞いた】

(; ^ω^)『全部バラしちゃったのかお……』

241 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:12:40.03 ID:WXHOw/L50
( ´_ゝ`)【悪いな。毎日毎日部長に関節を捻じ曲げられ続けてたら、おれも性格が捻じ曲がったらしい】

(; ^ω^)『予想外にハードな日々を送ってたおね……』

川 ゚ -゚)【それよりも! なんで黙ってたんだ、そんな大事なこと!】

(; ^ω^)『いや、なんていうか……無闇に言いふらすことでもないんじゃないかと……』

川 ゚ -゚)【そういうことは無闇に言いふらせ!】

(; ^ω^)『(実際に声を聞いてみると、やっぱり格段に迫力があるお……)』



川 ゚ -゚)【兄者クンが教えてくれなかったら、わたしはサヨナラも言えなかったんだぞ!】

(; ^ω^)『あー……いや、ごめんお……かえって迷惑になるかと……』

川 - )【なるもんかあっ……!】

(; ^ω^)『……お?』

川 - )【……友だちが……っ、ひぐっ、困ってたら……、っく、たすけ、助ける……、のがっ、】

(; ^ω^)『えあっ!? 泣いてるお!? 泣いちゃダメだお!』

川 ゚ -゚)【泣かせてるのは誰だあっ!】

245 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:16:03.57 ID:WXHOw/L50
(; ^ω^)『あーうあっ、そういうつもりじゃなかったお……ホントにごめんなさいお……』

川 - )【ごめんなさいじゃないっ! ……あなたが……っ、あなたが、いなくっ、なったらっ!
     わたしはぁ……っ、ぐすっ、だれっ、誰とっ、誰と無線をすればいいんだっ!】

(; ^ω^)『だ、大丈夫だお。CBだってやってるヒトはまだまだいるし……。
      それに、クーはもうすぐ3アマ取るお? FM帯にはヒトがいっぱいいるお』

( ´_ゝ`)【なーんだ、ちゃんと勉強してたんじゃないか、部長さん】

(; ^ω^)『え゛』

川 ;゚ -゚)【わーわーわー! バカっ! それは内緒なのにっ!】

(; ^ω^)『マジかお……ごめんお、キミたちの人間関係は複雑すぎて、イマイチぼくには分からないお……』

( ´_ゝ`)【ったく、やっぱりな。絶対やってやがると思ってたんだ。今まで散々痛めつけてくれといて……】

川 ゚ -゚)【うるさい!   ゴッ!】

( ^ω^)『……な、何の音だお?』

川 ゚ -゚)【なんでもない。ちょっとうるさかったから静かにしただけだ】

( ^ω^)『そ……そうかお……』


川 ゚ -゚)【わたしは……わたしは、あなたがいないと困るんだ】

( ^ω^)『何でだお?』

249 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:18:35.03 ID:WXHOw/L50
川 ゚ -゚)【わたしは……その、人間関係がニガテだし……友だちも全然いないし……。
     だから、知らないヒトと交信なんてできっこない】

( ^ω^)『なら、どうしてぼくとは友だちになれたお?』

川 ゚ -゚)【それは……あなたはいい人だったし、兄者クンが取り持っていてくれたみたいだし……】

( ^ω^)『なら大丈夫だお。クーの周りには、いい人も流石くんもいるじゃないかお』

川 ゚ -゚)【みんなあなたみたいに優しくないんだ】

( ^ω^)『そんなことないお』

川 ゚ -゚)【いいやっ! みんな怖いんだ! わたしなんか嫌いなんだ!】

( ^ω^)『そういう人もいるかもしれない。でも、クーはぼくに電波を出したお』

川 ゚ -゚)【……?】

( ^ω^)『見ず知らずのぼくと、あんなに話をしていたじゃないかお。
     クーだって、ホントは分かってるお? すねてるのは、クーの方だお』

川 ゚ -゚)【…………】

( ^ω^)『ぼくとクーは、この空で、見えない線を介してつながっていたお。
     それは、実際に会って話すことと何も変わらないお。
     言葉という見えない線を介して、人と人とはつながっているお』

川 ゚ -゚)【…………】

253 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:21:25.70 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『それに、流石くんも友だちだお? きっと、またクーのお手伝いをしてくれるお』

川 ゚ -゚)【いや、それはない】

(; ^ω^)『い゛? で、でも、流石くんはクーを――、』

川 ゚ -゚)【兄者クンを友だちと呼ぶのは、なんかものすごくイヤだ】

(; ^ω^)『(うわぁ……マジだったのかお……)』


(´<_` )【……兄者、ホントに報われねえなあ……】

( ^ω^)『おっおっ、その声は弟さんかお?』

(´<_` )【? なんて言ってるんですか?】

川 ゚ -゚)【キミが弟クンかって】

(´<_` )【ああ。弟者です。すいません、おれはモールス分からないんで】

(; ^ω^)『……とことん影が薄いお……』

(´<_` )【? なんて?】

川 ゚ -゚)【いや、聞かないほうがいいと思う】

255 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:24:17.70 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『とっ、とにかく、きみたちは充分友だちだお。
     その証拠に流石くんは、ぼくなんかよりもよっぽどクーの気持ちが分かってたし。
     ぼくのばかな約束よりも、クーの気持ちを優先したお』

川 ゚ -゚)【…………】

( ^ω^)『それに、クーがなんと言っても、ぼくは病院に行かなくてはいけないお。
     もうあんまり時間もないお。ここから先は、ぼくには何もできない。
     クーが立って、クーの足で何とかするしかないんだお』

川 ゚ -゚)【酷い言い分だ】

( ^ω^)『ぼくも、もうちょっと神さまに好かれておけばよかったと思うお』

川 ゚ -゚)【あ……ごめん、そういう意味じゃない】

( ^ω^)『いいお。でも、その代わりがんばるお。
     3アマ、きっと取るお。大丈夫、勉強で困ったら流石くんが教えてくれるから』

川 ゚ -゚)【……うん】

259 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:27:41.86 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『あー、それから流石くん?』

( ´_ゝ`)【お……おう……】

(; ^ω^)『ぼくより虫の息だお……大丈夫かお……』

( ´_ゝ`)【なんとか……な……】

( ^ω^)『あんまりクーで遊んじゃいけないお』

( ´_ゝ`)【……ああ、今骨身に染みてるところだ……】

(; ^ω^)『そうかお……。
      それから3アマだけど、クーは構造とかはバッチリだお。でも法規が弱いお。
      サポートしてあげてほしいお』

( ´_ゝ`)【任せとけ。破るための法律なら幾らでも知ってる】

(; ^ω^)『ま、まあ、よろしく頼むお。――勉強以外のことも』

( ´_ゝ`)b【おうよ】


( ^ω^)『それから……色々、ごめんお』

( ´_ゝ`)【ふん、いいってことよ】

263 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:30:23.27 ID:WXHOw/L50
( ^ω^)『えーっと、クー?』

川 ゚ -゚)【……ん】

( ^ω^)『言い忘れてたお。クーはもうちょっと大事なところで素直になるお』

川 ゚ -゚)【……うん】


( ^ω^)『そうだ。弟くん?』

川 ゚ -゚)【弟クン、キミだ】

(´<_` )【え? おれですか? なんか、すごくついでっぽくないですか?】

(; ^ω^)『……えっと……。うん、ごめん。
      正直、あんまりきみの事よく知らないけど、なんかがんばるお』

川 ゚ -゚)【―――だって】

(;<_; )【はい……いいんです、なんか今回はそういうポジションだって何となく分かってますから】

(; ^ω^)『きみが一番オトナだお。お兄さんとクーをちゃんと見てるお』

川 ゚ -゚)【それはどういう意味だ。わたしもオトナだぞ。すごく】

(; ^ω^)『(オトナはそういうこと言わないお……)』

266 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:32:36.11 ID:WXHOw/L50
ξ゚听)ξ「ブーン、そろそろタクシー来ちゃうから……」

( ^ω^)「(うん。もう終わるお)」



( ^ω^)『それじゃみんな』

川 ゚ -゚)【ん】

( ´_ゝ`)【おう】

(´<_` )【はい】


              あ    り     が     と    う   お
         『−−・−− −−・ ・−・・ ・・ ・・−・・ ・・− ・−・・・』
     


川 ゚ -゚)【あ…………】


                     ―――プツン

268 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:34:59.70 ID:WXHOw/L50
――それからのことについて言えば――

(´<_` ;) 弟者は、と言えば、相も変わらず兄者に振り回される2学期が始まった。
      あの電波の発信者について、兄者は、アレから何も語らない。

      ――つまり、そういうことなんだろうな、と、弟者は思っている。



(; ´_ゝ`) 兄者も、相も変わらず弟者を振り回しては、部長に体罰を受ける毎日だ。
      パチンコ趣味も変わらない。月に万単位で負けるのも変わらない。
      ただ、母者の財布から金を盗るのはやめたらしい。夏休みの宿題も、全部自分でやったとか。

      まあしかし、それくらいのものだ。ヒトはそう簡単には変われない。のかもしれない。
 
 

 
      放送部も、あれから何も変わっていない。
      結局、兄者の提唱した「無線活動で放送部を復興させる大作戦」は空振りに終わってしまった。

      まぁ、よく考えれば校内放送もアマチュア無線も同じぐらい暗い感じなので、当たり前っちゃ当たり前だ。

269 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:37:16.97 ID:WXHOw/L50
     クーは、と言えば。


     やっぱり、彼女も何も変わっていない。
     いや、ほんの少し変化があった。彼女の「友だち」たちは、いつの間にか彼女を恐れるようになった。
     今では、休み時間の度にクーに飲み物やパンを買ってきてくれる。
     なんか違う気がしなくもないが、クーはそれなりに満足らしい。

     あ、それから、アマチュア無線技士免許は合格した。
     兄者に少しは感謝しようと思った矢先、兄者に散々からかわれたので、後で兄者を散々イジメていた。


     あの日言いそびれた言葉は、ついに言えないままだ。


          『ツー トトッ ツー トトトツ ツー ツー ツー トトッ ツー トッ ……』


        川 ゚ ー゚)

                『ワ タ シ ハ    クー
 
                                  コ コ ニ イ マ ス』

270 名前: ◆JTDaJtyHNg 投稿日:2007/11/11(日) 18:38:38.38 ID:WXHOw/L50
 
 
 
 
 
     『川 ゚ -゚)はデンナミに乗せたようです 後編  おしまい』
 
 
 
 
                                                         あ、最後だし行っとくか?
                                      ……え、マジで? いやそんなの要らないと思うんだが、

                    ギャアァァァァー! キャメルクラッチィィィィィィィィィ――――――――――――――――――――!

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