- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:00:29.43 ID:DtbnFTMFO
- 聖VIP高等学園でもっとも有名な女生徒の名前は、素直クールと言った。
ξ゚听)ξ「ご機嫌はいかがかしら、クー様」
川 ゚ -゚)「ああ、悪くないよ」
彼女の容姿は端麗だ。
その美しさは――決して描写するのが面倒だからではなく――言葉では表せないほどだ。
(* ^ω^)「うっひょーーーーーー!!!クー様だおっ!クー様だおおおおおおお!!!」
(*´・ω・`)「こいつは眼福だ!!目が綺麗になっちまう!!!」
('A`) シュシュシュシュ
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:02:23.53 ID:DtbnFTMFO
- ξ ゚听)ξ「嫌だわぁ……また男子部の連中が……」
川 ゚ -゚)「ほっとくといい。害はないだろうからね」
素直クールの心は広い。
しかもよく気が効き、察しがよく、誰よりも人望が厚かった。
(* ^ω^)「うっはっーーーーー!!!なんという優しさなんだおーーーーーー!!!」
(*´・ω・`)「彼女は天使だ!!羽根を置いてきちまった天使だよーーーーーー!!!」
('A`) シュシュシュシュ
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:05:21.63 ID:DtbnFTMFO
- ξ ゚听)ξ「あっ、クー様。テストの結果が張り出されておりますわよ」
川 ゚ -゚)「どれどれ……出来はどうだったかな?」
ξ*゚听)ξ「クー様が一番ですわ!!!」
クーの頭脳は優秀だ。
その賢さは、筆者が本気で表現しようとしても到底不可能なぐらいの素晴らしさだ。
(* ^ω^)「ひゃほーーーーーーい!!!さすがクー様だおおおおおおお!!!」
(*´・ω・`)「エジソンだーーーーーー!!!彼女は現代のエジソンだーーーーーー!!!」
((('A`))) ビクンビクン
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:07:12.46 ID:DtbnFTMFO
- 川 ゚ -゚)「ツン、君はどうだったんだい?」
ξ ゚听)ξ「私は下から二番目でしたの」
川 ゚ -゚)「ブービー賞か。やったじゃないか」
ξ*゚听)ξ「お褒めにいただき光栄ですわ」
(* ^ω^)「ああーーーーーー!!!ご学友と話されるクー様がたまらぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
(*´・ω・`)「オカズだーーーーー!!今夜のオカズが、決まっちっまったぁーーーーー!!!」
('A`)「……そういうの、止めようぜ」
( ^ω^)
(´・ω・`)
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:07:49.45 ID:aCwzVvvt0
- ドwwクwオwww
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:09:17.22 ID:4rNQJRTt0
- 賢者wwwwwwww
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:09:35.68 ID:2ac42AxmO
- 賢者モード発動wwwww
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:09:44.14 ID:DtbnFTMFO
- そんな彼女の趣味は、小説を書くことだ。
その作風に影響を与えたのは、
ドストエフスキーでもトルストイでもバタイユでもコクトーでもなく、バスタードであった。
川 ゚ー゚)「ズバッ!!ズバババババーンッッッ!!!!」
川 ゚ー゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!死海文書の予言通りだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
夜の自室のPC前。
彼女は狂ったようにキーボードを叩いている。
川 ゚ー゚)「ダークエクソダス!!!闇が刃になって切り裂いた!!!」
川 ゚ー゚)「しゅばばばばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:10:27.62 ID:aCwzVvvt0
- テラ厨二wwww
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:11:03.53 ID:jWA+Zk/40
- ダwーwクwエwクwソwダwスwwwwww
これは期待
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:11:52.04 ID:FvGwA9M70
- 川 ゚ー゚)「しゅばばばばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
だめだ漫画描いてるようにしかwww
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:13:09.47 ID:DtbnFTMFO
- 厨二病的な作風だが、彼女自体はいたってまとも。
だからこんな恥ずかしい小説を誰に見せることもない。
一生、そうだと思っていた。
息抜きでしたwinnyでウィルスに感染し、その原稿が流失するまでは。
クーの趣味がバレたようです
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:15:51.60 ID:DtbnFTMFO
- 登校中のクーの顔色は悪かった。
川;゚ -゚)「はぁ……はぁ……」
ξ ゚听)ξ「クー様、どうなさったのですか?まるでおゾンビのような歩き方ですよ……」
川;゚ -゚)「ななななななななんでもないぞ、息災だ。まるっとばっちり元気だぞ」
ξ ゚听)ξ「とてもそのようには……そうだ!
愉快な物が手に入ったので、それをご覧なってはいかがですか?」
川;゚ -゚)「ほ、ほーう。それはいい。是非とも見せてくれ」
ξ ゚听)ξ「ちょっとお待ちくださいませ……いま携帯で……出ましたわ」
川 ゚ -゚)「wktk、wktk」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:16:26.62 ID:uttO6Ol9O
- あああああこれはフラグwwww
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:17:24.94 ID:2GQ5QcT4O
- クー様wwwwwwww
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:17:44.08 ID:YiY9qjNc0
- おゾンビwww
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:18:40.99 ID:DtbnFTMFO
- ξ ゚听)ξ「どうぞ、クー」
川 ゚ -゚)〜♪
川;゚ -゚)「っ!!?」
賢明な読者各位のお察し通り、そこにはクーの痛々しい小説があった。
川;゚ -゚)
ξ ゚听)ξ「ぶほっ!……ど、どうで……ぶほほほっ!!」
川;゚ -゚)
ξ ;;)ξ「ぶはははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
酷いでしょうwwwwww酷すぎるでしょうwwwwwwwwwwwww」
川 ゚ -゚)
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:22:10.95 ID:DtbnFTMFO
- クーの最大の失敗。
それは小説の舞台を聖VIP学園という自身が通う学校にしてしまったことだ。
その結果、この小説をたまたま手に入れた学園の教頭が、
これは学校のいい宣伝になるという間違えた発想から、チェーンメールにしてしまったのだ。
ξ ;;)ξ「特にこの主役の『クールルール』っていうキャラがwwwwwwww
痛々しいwwwwwwwwwwですわよねwwwwwwwww」
川 ゚ -゚)
ξ((( ;;)))ξ「おろばばばばばwwwwwwwwwwひぎぃwwwwwwwwwwwwwww」
川 ゚ -゚)
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:22:47.48 ID:twkaQdnn0
- ツンが面白いことになってるwwwwwwwwwwwwwwwww
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:23:02.82 ID:2GQ5QcT4O
- ひぎぃwwwwwwww
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:23:18.01 ID:uttO6Ol9O
- ツンの笑い方がひどいwwwwww
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:24:10.44 ID:4rNQJRTt0
- 教頭wwwwwww何してんだwwwwwwww
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:25:20.71 ID:DtbnFTMFO
- ( ;ω;)ノ「おいすーwwwwwショボンwwwwwドクオwwwwwwwwww」
(´;ω;`)「おはようwwwwwwwwwwブーンwwwwwwwwwwwwwww」
( ;ω;)「見たかおwwwwwwwwwあれwwwwwwwwwww」
(´;ω;`)「見た見たwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
川 ゚ -゚)
ξ ;;)ξ「あんた達もwwwwwwwwwwあれ見たのwwwwwwwwwwwwwww」
( ;ω;)「見wwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwwwww」
(´;ω;`)「右にwwwww同じくwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
( ;ω;)(´;ω;`)ξ ;p;)ξ「「ぎゃははははははははははwwwwwwwwwwwwwwww」」
川 ゚ -゚)
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:26:17.65 ID:YUrGaBcY0
- そんな彼女の趣味は、小説を書くことだ。
その作風に影響を与えたのは、
ドストエフスキーでもトルストイでもバタイユでもコクトーでもなく、バスタードであった。
川 ゚ー゚)「ズバッ!!ズバババババーンッッッ!!!!」
川 ゚ー゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!死海文書の予言通りだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
夜の自室のPC前。
彼女は狂ったようにキーボードを叩いている。
川 ゚ー゚)「ダークエクソダス!!!闇が刃になって切り裂いた!!!」
川 ゚ー゚)「しゅばばばばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:28:14.18 ID:DtbnFTMFO
- クーはもはや恥ずかしさを通り越し、悔しさが先立った。
あれほど心血を注いだ大作を、どうしてこうも笑わなければならないのかと歯痒かったのだ。
('A`) シュシュシュシュ
川 ゚ -゚)「……!!?」
涙目で苦虫を噛む彼女の視界に飛び込んだのは、携帯を片手に手淫するドクオの姿。
彼は熱心に、右手を上下していた。
川 ゚ -゚)(まさか……)
と思いつつ、彼の携帯を覗き見た。
そこに表示された画面にはびっしり並んだ文字、文章。
自分の、小説だ。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:29:42.24 ID:/5c4SfBs0
- ドクオwwwwwwww人前で平然とすんなwwwwwww
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:32:18.93 ID:9yOnZ2Wy0
- さすがドクオwwww素晴らしいwwwww
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:32:19.40 ID:DtbnFTMFO
- 川 - )(……ドクオ君……)
万雷の思いが胸から込み上げて、涙腺を強く刺激した。
周りの人間は笑い転げるだけなのに、彼が夢中になって読みふけてくれてるのが嬉しかった。
あれは熱いバトル物なので、自分の意図は大分違う。
官能小説ではないので、欲情してもらうのは若干困る。
しかし、それでも、どんな形にせよ、読者があんなに作品の世界観に没頭し、読んでくれて――
(;A;)「やっぱり無理だぁぁぁぁぁぁぁwwwwwwwwwwwwwww
俺でもシコれねぇよこれwwwwww大作すぎるわwwwwwww」
( ;ω;)(´;ω;`)ξξ((( ;∀;)))ξξ(;A;)「ふぎゃぎゃきゃぎゃぁwwwwwwwwwwwwwwwwww」
川 ゚ -゚)
そして彼女は思い知る。
本当の地獄はこれからだった、と。
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:33:12.28 ID:p1FhYww70
- ひでえwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:33:32.78 ID:Efw2+T9Z0
- ひどすぎるwwwwwwwwwwwwwwww
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:34:09.15 ID:9yOnZ2Wy0
- ツンの顔で吹くwww
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/06/23(月) 22:35:51.00 ID:twkaQdnn0
- 川 ゚ -゚)
この顔笑えるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
戻る