1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:48:24.75 ID:5XdAbSIp0

生徒@「なあ?聞いた今日このクラスに転校生がくるってよ」

生徒A「聞いた聞いた、かわいい子なら大歓迎だな」

生徒@「だなー、なんかおれ興奮してきたよw」




先生「〜〜〜っえー、ちゅうもーく」

先生「諸君らも知っている通り、このクラスに転校生がくることになった
    みんな、仲良くするようにな!それでは入りたまえ、まさしくん」


「はい!ティチャー!」

ガラッ 
  
( ・`ー・´) 「はじめまして!まさしです!」

( ・`ー・´) 「好きな食べ物はもずく!好きでも嫌いでもない食べ物はもやしです!」

( ・`ー・´) 「霊長の長たる僕ですが、下賎な民もみんなとも仲良くしてやるつもりです、よろしくね!」




( ・`ー・´) + キリッ

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:50:13.85 ID:5XdAbSIp0


先生「だ、そうだみんなよろしくやってくれ
    まさしくんは、そうだな、男の隣の席についてくれ」


( ・`ー・´) 「はいっ!ティーチャー!」


( ・`ー・´)「ハハッ、君が男くんかい?
       ゴボウがすきそうな顔をしているね、
       今後ともひとつよろしく頼むよ、親御さんにもよろしく!」



( ・`ー・´) + キリッ


男「……おう」


先生「ンでは、授業をはじめる、砂漠に生きるのP103、木村、読め」


木村「ハイ! 秘儀、踊舌、舌で周囲を舐め回し、ゆっくりと秘密の花園の扉を〜〜」


男(やれやれ、騒がしい奴がきたな……)

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:51:29.28 ID:5XdAbSIp0
〜休憩時間〜


ワイワイガヤガヤ


女生徒@「ねえねえ、まさしクンってどこから転校してきたの」

( ・`ー・´)「スデウヨ市さ、悪くなかったんだけど、どうにも僕には小さい街でね……ハハハ」


女生徒A「まさし君って彼女いるの?いないならあたい――」

( ・`ー・´)「おいおいwシンジャンル市の女の子はフィジカルだね
       ‘今’はいないけど、僕は初見女性と付き合うほど愚かじゃないよ、人間中身だからね」


女生徒B アノアノジツハワ女生徒Eチョギプリィィイ女生徒E
女生徒Cマサシサンア女生徒Dオイシイオモチスキデスカ?


( ・`ー・´)「おいおーい!ハッハッー!そんなに一辺にしゃべられても困りまさしだよ!
       まったく、ほんと僕ってほんと、神から愛され小悪魔系だよね」



( ・`ー・´) + キリッ



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:52:45.89 ID:5XdAbSIp0

( ・`ー・´)「ほんと、隣の席の男くんもそう思うよね?」

男「……」

男「話かけるなよ…うぜぇよ」


ガタッ、ダッダッダッ...


( ・`ー・´)「おや…気に障るような事でも言っちゃったかな?」


女生徒@「あいつはみんなにああなのよ、まさしクン」

女生徒A「厨二ぶって、誰ともしゃべろうとしないし……
      それにホモなのよ、アイツ、顔はちょっといいけど」

女生徒B「以前このクラスに居た親友を犯そうとして、襲い
      転校にまでおいやったのよあいつ!男同士なのに不潔だわ!」


女生徒一同「ねー」


( ・`ー・´)「ふーん…」


( ・`ー・´)(そういう風には見えなかった、けどね)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:54:10.79 ID:5XdAbSIp0
  
〜昼休憩〜

女生徒一同マサシサマードコー?


ダッダッダッ…

(;・`ー・´)「ふう、教室じゃ、レディたちが煩くて、落ち着いてご飯も食べれないよ」


( ・`ー・´)「食堂でゆっくり食べよう…」


( ・`ー・´)「本当に好きなのはレディじゃなくて僕の場合…」

( ・`ー・´)「って、むむ」

( ・`ー・´)「ぼくとした事が、迷ったぞ、食堂、そして明日はどっちだ…」


( ・`ー・´)「迷わぬまさしもいいけれど」

( ・`ー・´)「たまには迷いまさしも、輝いて見えるってね みつを」



( ・`ー・´)+ キリッ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:55:26.28 ID:5XdAbSIp0

( ・`ー・´)「ん?こっちか?」


(・`ー・´≡・`ー・´)キョロキョロ


( ・`ー・´)「むう、どうやら本格的に迷ってしまったようだ
       このぼくが、食堂でなく、間違えて体育裏にきてしまうなんて一生の深くだよ」


< オラーコラコラ


( ・`ー・´)「むむ、あっちからなにか声がするぞ、行ってみよう」



ヤンキー@「おい、きめぇんだよ厨二ホモさっさと転校しとや」

ヤンキーA「もしくあ、金だせや!誠意みせいや!コラ」

男「………」

ヤンキー@「あぁ!?聞いてるのかコラ?」

男(いつものように煩い奴らだ……シカトしておけば消えるだろどうせ)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:56:40.38 ID:5XdAbSIp0
ヤンキー@「聞いてんかい!ゴラァ!いてまうぞ!いてまい打線やぞ!」


( ・`ー・´)「おい!やめたまえよ!同じ学友じゃないか!」


男(……こいつは…たしか…)


ヤンキーA「あ?なんだてめー?」

( ・`ー・´)「転校生のまさしです!今後ともひとつよろしく!」

ヤンキー@「うっせぇぞ!」

ヤンキーA「新参者のくせに生意気だぞ!てめぇ!」


( ・`ー・´)「新参もなにも関係ない!ぼくたちは同じ学び舎で学ぶ同志だろ?」

( ・`ー・´)「手を取り合って、青春を謳歌すべきだと思うけどね!」


( ・`ー・´)+ キリッ



ヤンキー@「この野郎…いわせておけば調子に乗りやがって」

ヤンキーA「もうガマンならねえ!悪口言ってやる!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:57:57.07 ID:5XdAbSIp0
  

ヤンキー@「やーい眉毛眉毛!」

ヤンキーA「眉毛がふとましいんだよ!お前!」


(;・`ー・´)「ちょ、おまやめろ!眉毛の事は言うなよ!」


ヤンキー@「おいおい、こいつ眉毛が弱点らしいぜ!もっと言ってやれや!」


ヤンキーA「両津さんまゆげ!思った以上にまゆげ!」

ヤンキー@「エターナル・フォース・マユゲ!」

(;・´ー・`)-「やめろよー!マユゲの事はいうなよー」



ヤンキー@「へへ!キリリとした、ふっとい眉毛が垂れ下がってきやがった!」

ヤンキーA「こりゃたまんねぇや!もっと悪口浴びせてやれ!」

( ;´q;`)「ほんとにやめろよー」



男(……)

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 18:59:29.74 ID:5XdAbSIp0
   

男「……その辺でやめておけ、クズ共」


ヤンキー@「あ?なんだてめー…!?」


男「―――エターナルフォース・パンチ」

バキッボカ

ヤンキー@「いてぇ!まじいてぇ!
       いつもおれらにされるがままの癖に、何がこいつを突き動かしたっていうんだ!」

ヤンキーA「くそぅ!鼻血がでるとは予想外だぜ!…覚えてやがれ!」

スタコラサッサ


男「ふう、手間取らせやがって」


((;-´д-`)) フルフルフルッ マユゲハ、マユゲハアカンテ

男「……おい、なに震えてんだよ」


Σ( ・´д・`) ハッ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:04:28.97 ID:5XdAbSIp0
    
(;・`ー・´)「ふ、ふふ!僕とした事が、逆に助けれらちゃったみたいだね!」


男「別に」

男「―――なんか、ししゃりでようとしてたみたいだが、礼はいわねぇぞ、たのんでもねぇしな」


( ・`ー・´)「ふふん、霊長の王たる僕だからね、当然の事をしたまでさ、礼には及ばないよ!
       まあ、ぼくの唯一の弱点である
       眉毛の悪口を言われたときは不覚にも、死を決意したけどね!」


男「……」

男「ケガ…したのか?」

Σ( ・`o・´)「え、いや、暴力はなにも受けてないけど!?」

男「いや、そっちじゃねぇよ」



 ―――体のキズは消えるけれど、心のキズは、消えないんだからね!――




男(こいつも、あいつのように……似ている…)

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:06:23.89 ID:5XdAbSIp0
  


男(おれのために、心のキズを…)

男(……信じて…いいのか?)


男・`o・´)ヒョイ   



男・`o・´)?   「どうか、したのかい?考え込んでるようだけど」


   グイ
男ノ))o・`;)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:07:38.22 ID:5XdAbSIp0
   

男「いや、なんでもない、それより」

男「有難う、な」

ダッ

(;・`o・´)「おい、礼だけ言って置いていくなよおーい!」



ダッダッダッ...



( ・`o・´)…


( ・`ー・´)「フフッ、まったく!ほんと厨二なやつだな」

( ・`ー・´)+ キリッ





男友(他人に無関心なはずの男が、他人を救い、さらには礼まで言っただと?)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:08:53.70 ID:5XdAbSIp0
   
〜下校中〜



テクテクテク......


男「……」


+( ・`ー│壁│ コソーリ





テクテクテク......


男「……」



│壁│ー・´)+ コソリーン


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:10:09.33 ID:5XdAbSIp0


テクテクテク......



男「……」


+( ・`ー│壁│ー・´)+ コソリンピック


テクテクテク...

ピタ



男「おい...」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:14:11.02 ID:5XdAbSIp0
   

│壁│ー・´;) 「なんだい?誰もいないよ、ほんとだよ!ワンワンワンダフル!」



男「なんだ猫か...  っていう訳ないだろ、太い眉毛がみえてんだよ」


│壁│ー・´;)「ナッ」


│壁│ミ サッ(;・`ー・´)「ま、マユゲの悪口はやめたまえマユゲは!」



Σ(;・`д・´) アッ、シマッタ 


男「今までは騙し通せてたけど、マユゲの事言われて
   思わず飛び出たからバレちゃった! みたいなリアクションしてんじゃねーよ」


(;・`ー・´)「ふっ、ふふふ!メタルギアで鍛えた僕のスニーキンミッションを見破るとはね!
       中々ヤルじゃないか!ハハハハ!」


(;・`ー・´)+ キリッ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:18:44.70 ID:5XdAbSIp0
   


男「……で、なんだ目的はストーカー眉毛くん」


(;・`ー・´)「ひどい言いようだね!思わず穴という穴からもずくが流れでそうだよ!」


男(やっぱうぜぇな…)



( ・`ー・´)「まあ、その、アレだよ、アレ」

( ・`ー・´)「昼休みは不覚にも、助けようとして逆に助けれらてしまったからね!」

( ・`ー・´)「霊長の長、帝王の僕として、お礼をしない訳にもいかない!
       そこで、お礼として、お前の家に遊びに行ってやろうと思ってな!」



男「それって礼というのか?眉毛の国じゃそうかもしれんが、少なくとも日本じゃ――」


(;・`ー・´)「だから眉毛の事はいうなって!」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:21:39.62 ID:5XdAbSIp0
      

( ・`ー・´)「霊長の長たるぼくが、家に遊びにきてくれるんだ、身に余る光栄だろ?」


( ・`ー・´)「はずかしがることはないさ!
       ぼくのスマブラの腕をとくと見せ付けてやるからなっ!」


( ・`ー・´)「そうれ!家まで競争だ!」


( ・`ー・´)+ キリッ




タッタッタッ...





男「やれやれ...」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 19:22:57.87 ID:5XdAbSIp0
ちょっと、ご飯たべてきます

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:05:38.63 ID:5XdAbSIp0

〜男家〜


冷蔵庫「カラーン」

男「……」

男「おい、まさし」


(;・`ー・´)「んー?」


男「お前、おれの分のプリンくっただろ…」


(;・`ー・´)「…」





( `・ー´・;)プイ


男「てめー…」

男(おれがトイレに言ってる隙に、勝手に冷蔵庫からおれのプリンを…)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:13:02.67 ID:5XdAbSIp0
  

( `・ー´・;)「急にプリンがきたから…」



男「いまさら柳沢みたいな言い訳してんじゃねーぞ、てめー」



(;・`ー・´)「それより!な!ゲームしようぜゲーム」



( ・`ー・´)「高橋名人もびっくりな僕の腕前、みせてあげるよ!ハハハ」




( ・`ー・´)+

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:17:31.64 ID:5XdAbSIp0
     

男「うちには、セガサターンしかねーぞ」


( ・`ー・´)「しかもソフトは初代バーチャのみか…
       渋いねえ、まったくおたく渋いよ」


( ・`ー・´)「でも、こんなこともあろうかと」


( ・`ー・´)っ□ チャキーン

( ・`ー・´)「wiiとスマブラを持参しておいたよハハハ!
       さて絶望的なまでの、僕のネスの強さみせつけてやろうじゃないかい!」



男(こいつゲーム機常備してんのか…)

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:23:31.37 ID:5XdAbSIp0
 

カチャカチャ、バコーン



(;・`ー・´)「むむ、僕のネスが四連敗だと…!」


男「おお、ハードはセガ製しか認めてなかったけど、なかなかおもしろいなコレ」


( ・`ー・´)「いい気になるのは早いよ!
       実はぼくは左利きでね、いままで利き手を封印してたたかってたのさっ!」


ヾ( ・`ー・´)ゝソイヤッ!ミキプルーン!


ゴゴゴゴゴ


( ・`ー・´)「と、いう訳で、接待プレイは終わりさ
       本気でいかせてもらおうか?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:25:53.58 ID:5XdAbSIp0


(;・`ー・´)「認めないよ!ぼくの本気が通用しないなんて!」


男(こいつ割りと口だけだな)


カチャカチャカチャカチャ


( ・`ー・´)「うりゃ!死ねや!殺意の波動!」



男「……あのさ」



( ・`ー・´)「ん、どうしたいだい?男くん?降参宣言かい?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:30:41.17 ID:5XdAbSIp0
    

( ・`ー・´)「ハハハ!まだ一勝すら出来てないけど
       僕の隠されたチカラに気付いてしまったようだね?」


( ・`ー・´)「降参するなら、体にうんこを擦り付けながら、ゲヘヘパォーンwwwって窓から宣言するt」


男「いや、ちげぇよ」



( ・`ー・´)+「ん?」


男「お前さ、聞いたんだろ女子からさ」

男「厨二だの根暗だの、親友をレイプしようとしたホモだの…」

男「キモくねーのか?おれの事
  お前なんか人気者っぽいし、おれ以外でもつるめるんだろ?」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:37:01.07 ID:5XdAbSIp0
  

( ・`ー・´)「ハッハッハッ、中々ズレてるね、キミは」


( ・`ー・´)「たしかに聞いたが、それを信じるのかどうかは、僕次第だろ?」

( ・`ー・´)「情報がいかに信用ならないかは( ^+^)さんが散々説いてくれているからね
       マスゴミは信用しちゃいけない、自分で判断しろ、ってね」


男「誰だ、その胡散臭いの」


( ・`ー・´)「たすさんだよ、僕の執事、毎日PCで国の為にマスコミと戦ってる聖戦士さ!」

( ・`ー・´)「それにね、僕はこう見えても、人を見る目は、あるつもりなんだ
       人の上に立つ者として、必要なスキルだしね」

( ・`ー・´)「僕には、やっぱりそれほど君が悪い人には見えないけどね」


男「…そりゃどーも」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:41:31.94 ID:5XdAbSIp0
  

( ・`ー・´)「まぁ、そんなのは、どうでもいいさ!」


( ・`ー・´)「実は、ぼくはネスじゃなくて、ピカチュウの使い手でね」


( ・`ー・´)「ここからは、本気でいかせてもらうよ!うおおお!」




















男友(あの男が、同級生を家に入れて、遊んでる!?)

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:45:42.74 ID:5XdAbSIp0
  

〜次の日・昼休憩〜



( ・`ー・´)フンフーン〜♪



( ・`ー・´)♪「今日も元気だまさしくーん眉毛がてっちり男まえ〜♪
        (セリフ:まゆげもそうだし、中身も男前!革命や!これが革命なんや!)」

( ・`ー・´)♪「みっちり、みちみちまさしくーん、頭と股間は、みちみちなn」


男友「おーい、今いいか?」

( ・`ー・´)「お、君はたしか隣のクラスの...」


男友「ハハッ、転校して2日目なのに、もう隣のクラスの顔までおぼえてるんだな
    流石優等生まゆげ、メシまだだろ?奢るからこいよ」



(;・`ー・´)「優等生じゃないって、僕は霊長の長だからね!あとメシは奢ってもらう!」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:51:34.53 ID:5XdAbSIp0
    

〜屋上〜


しろいくも、あおいそら、ヤキソバパン


( ・`д・´)モグモグ


( ・`ー・´)「エライなー、ヤキソバパンは
       うまいから、エライ、エライよ、まったく」


( ・`ー・´)「関西にある、お好み焼き定食ほど、炭水化物×炭水化物を感じさせず、
       それどころかこういう組み合わせの為にヤキソバとパンが生まれてきたんじゃないかと錯覚させるハーモニー具合」

( ・`ー・´)「この僕もまさかの脱帽具合さ!まさにパンキングだね!」


( ・`ー・´)+



男友「おう、喜んでくれたみてーで、よかったよ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 20:56:37.51 ID:5XdAbSIp0
    


男友「ちと、話あるんだが、いいか?」


( ・`д・´)? モグモグ?モグモグモグ?


男友「……まぁ、食いながらでいいから、聞いてくれよ」

男友「男と仲良くしてるみてーだな」



( ・`ー・´)+ゴクン

( ・`ー・´)「ああ、なにかしらほっとけないやつでね」


男友「無愛想な奴だろ」

( ・`ー・´)「悪い奴じゃないんだけど、素直じゃない部分もあるみたいだね
       本当は誰よりも寂しがり屋のくせに、
       受け入れられるかがどうかが怖くて、周りと壁を作ってしまう
       今時流行らないだろうに、典型的ツンデレボーイってね、まったく困ったクンだよ」


男友「・・・・」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:04:27.28 ID:5XdAbSIp0
   

男友「やさしさに触れなれてないから、こえーんだよ、あいつは」

男友「どう受け取ればいいか、信じても裏切られないかーか、怖くてな」


( ・`ー・´)「……あぁ、そうみたいだね」

( ・`ー・´)「昔のぼくに、そっくりだよ」


男友「昔の僕に?
   なんだお前、男の事、もう全部わかったつもりでいるのか?」


男友「あのさ、お前なにがしたいわけ?」


( ・`ー・´)「それは、どういう意味での質問かな?」


男友「知ってるんだろ…あいつが同性愛者だって」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:07:01.39 ID:5XdAbSIp0
        

男友「イジめられてるから、優等生としてほっておけない
    周りからハジかれてて、かわいそうだから、同情してやってるつもりか?」


男友「差別しないで、やさしく誰にも接するオレかっこいい、か?」


男友「そうやって同情してやって、自分にでも酔ってるのか?
    野良犬にエサやる感覚か?コラ」





男友「すべてを受け入れる覚悟もねぇやつが、
    軽々しく人の心にふみこむんじゃねーよ」


( ・`ー・´)「ぼ、ぼくはそんなつもりじゃ――」


男友「お前に男の何がわかるんだ?引き受けてやれるのかよ、あいつの事全部」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:08:42.62 ID:5XdAbSIp0
     


男友「同情ってのはな、時として人の心を〜〜」


( ・`ー・´)「……」


( ・`ー・´)「男友くん、きみは…」

男友「……なんだよ」

( ・`ー・´)「男君の事が、好きなんだね?」



男友「―――〜〜……!」


男友「………うっせーよ、お前になにがわかる」


( ・`ー・´)「男友クン、だからわざわざ男っぽい言葉遣いで、同性愛者の男の気を引こうと」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:13:52.76 ID:5XdAbSIp0
   


男友「うるせぇな、わりーかよ、
    でも、私、ばかだからよ、こうするぐらいしか……」


( ・`ー・´)「ばかを免罪符にしちゃ、いけないよ」


( ・`ー・´)「昨日、男と僕の周りをうろちょろしてたのは、きみだよね?
       僕みたいな虫を、男について欲しくないなら
       うろちょろなんて、せず
       君が男を支えてやればよかったんじゃないかい?」


男友「だって、だって私は」


( ・`ー・´)「女、だからかい?そうやって逃げるくせに、男を遠距離から縛るのかい?」


( ・`ー・´)「ズルいヒトだね、きみは」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:16:13.44 ID:5XdAbSIp0
   

男友「う、うるせーよ、お前みたいな新参者に何がわかるっていうんだよ!」


男友「私だって、私だって」

男友「とにかく、もう男にはちかづくんじゃねーよ、忠告はしたぜ?」


男友「―――男の為にも、お前の為にも、な」


ダッ......タッタッタッ



( ・`ー・´)「……」


( ・`ー・´)「ハハハ、まったくこの学園には言いたい事を言ってすぐ逃げる奴が多いから、困るね」

( ・`ー・´)+「……」


( ・`ー・´)(男友くん、君は…)

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:22:08.73 ID:5XdAbSIp0
  
〜体育館裏〜


ヤンキー@「ちくしょう!男にやられた鼻血がまだとまんねーぜ!」

ヤンキーA「ゆるせねぇ……おかーさんに編んでもらったセーターに血のシミができちまったじゃねーか!
        ホモ野郎のくせに男め!それにあの生意気なマユゲの野郎もだ!」


ヤンキー@「ちくしょう、どうにかして仕返ししねーと、しめしつかねーぞ、」

BOSSヤンキー「おう、お前ら、どないしたんや」

ヤンキーA「そ、総長!」

ヤンキー@「実はですね、かくがくじかじかで〜〜〜」

BOSSヤンキー「なんやと!?ワイら‘チーカマボーイズ’にそんなケンカを売るやつがおるやと
           ハハハ、たのしめそうやないか、そらたっぷり仕返ししてやらななあ」

BOSSヤンキー「とりあえず、よんでこいや、その男とやら」


ヤンキー@「は、はい!いますぐに!」

ヤンキーA(茨城随一の族‘チーカマボーイズ’の
       ヘッドであるBOSSヤンキーさんが動いた…もう男は終わりだ!おもしろくなってきたぜ!くへっへ!)


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:27:00.08 ID:5XdAbSIp0
  〜下校〜


テクテクポチポト......


男「……」

男「まさしは生徒会役員会があるから、今日は一人、か」

男「居たら居たてうざいやつだけど、居なかった居なかったらで、さみしいもんだな」


男(いままでは一人でもなんともなかったのにな、くそっ)


テクテクポトポト...


男「ん...」


ミチバタニ

 □
バァーン


男「あれは…、スマブラ攻略本?」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:34:31.33 ID:5XdAbSIp0
    
男(なぜ、こんな道端に新品っぽい攻略本が…いや、それより)


男「まさしの奴、ピカチュウ使いとかいいながら、
  電気の出し方わかんなくて、昨日半泣きだったからな」


男「まゆげが爆発しそうとまで言ってたから、あれをやると喜ぶかもしれんな」


男「いや、しかしおれも、もうハイスクールスチューデントゥ
  道端のものを、そうホイホイ拾う訳には……」


< エー!?セガナンテダセーヨ!ヤッパPSダヨ!


男「むむ、この声は小学生ず!そうかこの時間は小学生の帰宅の時間でもあるのか」

男「小学生の軍団の前にスマブラの攻略本を置いておくなんて
  童貞の前に裸のほしのあきと置くのと同義…どうやら考えてる時間はないようだな」

男「まさしの為に、その攻略本拾わせてもらうぜ!」


男っ□ ファサ


モノカゲ(ふふ、かかった!)

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:38:42.67 ID:5XdAbSIp0
   

男っ□ トッタドー!

男(む…?)


男っ□ 「なんだ…これは、攻略本にボンドがべったりついていて、手が離れない!」


男っ□「それに、攻略本の先に釣り糸がついていて、ひっぱられている!?」


男っ□「しかも、この攻略本よく見たらスマブラじゃなくて、プロゴルファー猿じゃないか!」


男っ□「くそぉ!騙された!」


ヤンキー@「くっくっくっ、まんまと罠にかかってくれたみてーだな、ホモちゃんよ」

男「!おめーは」


ヤンキーA「かーちゃんのセーターとばーちゃんの手袋、血まみれにした報いは受けてもらうぜ」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:42:47.57 ID:5XdAbSIp0
    


男「……ふん、てめーらなんざ、おれの拳で…!」


ヤンキー@「おおっと、そうはさせねーぜ!」 クイッ


男(くっ…・・・攻略本についている糸が体に巻き付いて…これじゃエターナルフォース・パンチは出せない)

男「くそ…考えやがったな」


ヤンキーA「ふん、いままでされるがままだったお前を何がそこまで変えたかわかんねーが」

ヤンキー@「おれらに逆らったが運の尽き!」

ヤンキー@A「体育館裏のBOSSヤンキーさんのところまで、きてもらうぜ!」



男「く、くそ…!」


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:50:11.95 ID:5XdAbSIp0
〜その頃、生徒会役員室〜


___∧,、( ・`д・´;)ハッ____


生徒副会長「?どうしたんです?まさし会長、まゆげをピクピクさせて」

会計「転校して二日目で生徒会長になられた、まさし会長ー?」


( ・`д・´;)「いや、なんでもない…会議を」


ピキーン( ・`д・´;)「やっぱ、なんでもある!会議あとはよろしく頼んだよ!僕はいかなきゃ」


会計「どこにですか?まさし会長?」


( ・`д・´;)「どこにって…きまってるだろ!」


( ・`ー・´)「愛がある方へ…さ!」


( ・`ー・´)+ キリッ


ダッタッタッ

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:54:23.07 ID:5XdAbSIp0
   

〜挿入歌 I NEED まさし〜

I love まさし〜
I trust まさし〜 キリリとした眉にぃ〜愛らしいヒップ&ホップ!

君の孤独を分けてほしい〜瞳の中のパラダイスさ!

I love まさし〜 I trust まさし〜♪
光でも闇でも、まさしとキミ、フタリだから信じあえるの
離さないで、その手を離さないで、タッチミー!yeah〜




≡= г(;・`ー・´)┘(この予感はきっと男のピンチ!間に合え…!間に合え…!)

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 21:58:11.00 ID:5XdAbSIp0
  



〜体育館・裏〜


( ・`ー・´)「ハァハァ」


( ・`ー・´)「このあたりにいると思うんだが…」


舎弟@「おいおい、まじできやがったぜ」

舎弟A「ヒャッハー!ここはとおさねえ!ここで死ね!」

舎弟B「三人相手に勝てるかな?」


( ・`ー・´) ⊃□ ハシッ

( □`ー・´)+ ピピピ


( □`ー・´)「……ふん、戦闘力5か、ゴミめ」

( ・`ー・´)「ぼくを、舐めないでほしいな、きみたち程度なら」

( ・`ー・´)っ「何人いようが関係ないぞ!」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:02:34.55 ID:5XdAbSIp0
   


ボカスカボカスカードトーン!
ギュイーングルグルグル、ドッカーン!!!


舎弟@AB「グアー!」


(;・`ー・´)「はあはあはあ…なんとか…勝てたぞ!」


(;・`ー・´)(変にこいつらが、体力消耗していたから勝てたものの・・・ほんとギリギリの戦いだった)

舎弟@AB「くっ、まさかあの厨二ホモの為に、2人も助けにくるとはな…」


( ・`ー・´)「二人?僕以外にも、きたのかい?」

( ・`ー・´)(そうか、そいつと戦った後だから、ぼくはなんとか勝てたのか…)


舎弟@AB「ああ、男みたいな格好と言葉使いな女がな、
        へっへっ、黙ってりゃかわいいものの、調子をこくから…」



( ・`ー・´)「男みたいな女…まさか…」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:08:42.49 ID:5XdAbSIp0
    

男友「そこにいるのは…まさし…か?」


( ・`ー・´)「! 男友くん!」


( ・`ー・´)「きみも、男くんを助けに」


男友「へへっ、まあな、このザマだが…」

( ・`ー・´)「なんでキミは、そこまで影に固執するんだい?
       そこまで男を想うなら、直接話して、支えてあげれば……」


男友「だから…おまえになにがわかるんだよ……」

男友「あいつが、なんで同性愛者になったか知ってるか?」


男友「―――幼少の頃、父親から犯され続けてたんだよ、あいつ」


( ・`ー・´)「……!」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:14:33.31 ID:5XdAbSIp0
  

男友「小さい頃に、男の母親は、ペットに飽きたかのように男を捨てた」


男友「男は、母親から捨てられたショックで、父親に依存していった
    あんまゲス野郎でも、父親だからな、
    もう二度と親にすてられたくなかったんだろうよ」


( ・`ー・´)「……」

男友「そして、男は、毎夜毎夜歪んだ愛情を受け
    内心イヤでも、もう二度と捨てられたくない想いで、懸命に父親の欲望に付き合った」


男友「そこにあるのは、肉欲であって、親子の愛なんかじゃないんだがな
    幼心に薄々わかっていながらも、男は依存するしかなかったんだろう」


男友「私は、これでもあいつの幼馴染だからな、家も隣
    そういうモンは不思議な事に、よく噂になる、だから私も知っていた」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:18:48.68 ID:5XdAbSIp0

男友「すきな奴が、てめえの親父に犯されてるのを知ってても、私は何もできなかった」

男友「それまで、あんなに仲良くしてたのに、
    話を聞き、自分と違う世界にあいつが、いってしまったように感じた」

( ・`ー・´)「男友くん…」

男友「どうケアしてやっていいかわからなかった!
    あいつを好きと同時に、私は恐れてたんだ、あいつと向き合うのを
    あいつを壊してしまわないか、どういう反応してやればいいのか、
    そして何より、そういう境遇で
    捩れた愛しか,持てなくなったあいつに私自身の気持ちを拒絶されるのが怖かったんだ...」


男友「そうなんだよ、あいつの事を考えているようで、結局私が気にしていたのは体裁や、自分がどうかであって
    あいつを救いたいから救うんじゃなi
     救ったら、もしかしたら、私の事を好きになってくれるかもって、期待で救おうとしてたんだ
    私は、結局私だったんだよ…
     あいつの事、全部受けとれれれもしないのに、私は...私は...!」


男友「自分が傷つくのを恐れて、逃げ回っていたんだ」


男友「私は私の中でしかいれないんだ、私は私しか…」



( ・`ー・´)「男友クン…」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:23:21.17 ID:5XdAbSIp0
  



( ・`ー・´)「話はわかった!」


( ・`ー・´)「悪いのは、きみじゃない!」


( ・`ー・´)「恋心、罪、業の深さ――人を狂わす、魔のもの!
       罪を憎んで、人を憎まずさ!」


( ・`ー・´)「その咎を背負う覚悟があるなら、まだきみは大丈夫
       そして、その弱さは、ぼくがもっていってあげるよ」


男友「え?」


( ・`ー・´)っ スッ




( ・`ー・´)っ「このこぶしで、男を捕まえ奴を・・・たおす!」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:28:19.75 ID:5XdAbSIp0
〜‘チーカマボーイズ本拠地’〜


ドドドドド...!


ヤンキー@「BOSS!男をつれてきました!」


BOSSヤンキー「ごくろうやん」


ヤンキーA「へへっ、さっそくヤキいれちゃいますか?」


BOSSヤンキー「いや、まだまて」


ヤンキー@「なにゆえ?」


BOSSヤンキー「お前らの話によると、男が調子のったんは、まゆげのやつのせいらしいやんか
           展開上、そいつはきっとここまで助けに来る」


BOSSヤンキー「なら、そこを突く、そいつを捕まえて、男の前でまずヤキをいれるんや」

BOSSヤンキー「男のせいで、男を助けたまさしがこうなってもうたでーって見せて
          絶望感にひたらせてやるんやでえ!まずは!」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:30:18.91 ID:5XdAbSIp0
     

ヤンキーA「なるほど!流石ヘッド!考える事がおにちくだ!」


ヤンキー@「おにちく!おにちく!」


ヤンキーA「チーカマ&おにちくや!」



BOSSヤンキー「おいおい、あんまほめるなや!フハハハやで!」


男(まさし・・・くるな・・・まさし)

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:35:04.25 ID:5XdAbSIp0
    

ドアガ バァーン




( ・`ー・´)っ「たすけにきたぞ!男!」


( ・`ー・´)っ+ キリッ



男(ばっ・・まさしのばか、ばかまさし)←猿轡されてしゃべれない



BOSSヤンキー「やっと来たんか…チーカマボーイズに楯突く哀れなボーイやで、ほんま」


BOSSヤンキー「悪いが、おれの怒りはもう有頂天や、カタギ相手でも手加減できんで
           おい!ヤンキー@A!男を収納したら、まずお前らがいくんや!」



ヤンキー@A「ハッ!」


129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:38:57.48 ID:5XdAbSIp0
  

ヤンキー@A「ヒャッアー!お前の弱点はマユゲだともう知っている!悪口をたくさん言ってやるぜ!」




( ・`ー・´)っ「遅い!見切った!」


( ・`ー・´)っ「まさしスクリュー稲妻パンチ!!」


ドコーン

ヤンキー@「くっ、まさか物理攻撃がくるとは…」

ヤンキーA「予測できない不思議な男だ・・・まさし!」


バタッ


( ・`ー・´)っ「どうした!この程度かい?
        あとはきみ一人だな、おやまの大将くん!」


BOSSヤンキー「フン・・・少しはやるようやなあ」


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:42:16.79 ID:5XdAbSIp0
   


( ・`ー・´)っ「当たり前さ!いまのこの僕の拳は、拳であって拳じゃない!」


( ・`ー・´)っ「色んな愛とか信念とか欲望とかが詰まってる」


( ・`ー・´)っ「怒りの鉄拳なのさ!」


BOSSヤンキー「ほう、そこまで言うんやったら、少しは楽しめそうやなあ」


スッ


( ・`ー・´)っ(構えが…変わった!?)

( ・`ー・´) ⊃□ ハシッ

( □`ー・´)+ ピピピ


(;□`ー・´)「戦闘力139!?クソッタレ!」


BOSSヤンキー「さっきまでの勢いは、どないしたんや?」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:46:36.25 ID:5XdAbSIp0
  
ドコッ  

(;・`ー・´)っ「グ、グハッ!」

(;・`ー・´)っ「なんて一撃だ…すごいぞ気絶しそうだ」


BOSSヤンキー「おいおい、まだ気絶するんじゃねーぞ」


BOSSヤンキー「お前は、これから死より恐ろしい罰をうけるんやからな…」


ギュルギュツーン


(;・`ー・´)「おい!なんだその手に持つもの、どうするつもりだ!」

(;・`ー・´)「お前!ギャグSSでそんなことしていいとおもっ――」


(;・´ー・`)「うわ…やめ・・やめてください・・すんません・・・調子こきました・・・」

BOSSヤンキー「へへへ、味わえや」


「うわーーーーー!!!」


138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:49:39.99 ID:5XdAbSIp0
   
 

「うわーーーーー!!!」


男(まさしの声…くそ一体なにが、うおー!!)


ブチッ


男「ふう、チカラをいれたらなんとか縄と猿轡がほどけたぜ
  まさかタコ糸だったとは…気付かなかった、盲点ってやつだな」


男「それより…さっきの悲鳴!まさしになにが…!」



「うっうっ・・・そんなひどい・・・ひどい・・・・」

BOSSヤンキー「へへへ、いいザマやわ」


男「おい…どうした、お前まさしをどうした!?」


BOSSヤンキー「おっ、お前自由に動けるようになったのか?
           ふん、知りたくば見てみろよ、お前のせいやで、ふへへえ!」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:51:09.16 ID:5XdAbSIp0
   

男「どうしたまさし!奴らになにかされたのか!」


「男…男…おれ…」


男「どうしたまさし!奴らになにかされたのか!ハッ―」




( ・ ー・ )「汚れちまった…」



男(まさしのチャームポイントである眉毛を…なんてひどい奴らだ…ゆるせねぇ…!)



( ; ー; )「おれ…おれ…!」



男「うおぉおおお!!!BOSSヤンキー!!てめぇだけはゆるせねぇ!!!」


BOSSヤンキー「ハハハ!普段優等生ぶるやつはいい声で鳴くからたまんねーやんか!」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:52:43.21 ID:5XdAbSIp0
※おばあちゃんの知恵袋的補足袋  
ギュルギュツーン → バリカンの音

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:56:20.74 ID:5XdAbSIp0

BOSSヤンキー「ハハハ!いいザマやん!このBOSSヤンキーさまに楯突くからや!」

男「てめぇ……」


( ; ー; )「おれ…おれ…!」


男「泣くなまさし…」

男「おれが仇をとってやる!いくぞBOSSヤンキー!」


( ; ー; )「や、やめろ男!」


BOSSヤンキー「ハハハ!お前もなかなか怒りが有頂天のようやけど
          おれの有頂天のほうが有頂天やし、なにより自分でいうのもなんやけど
          おれ筋肉とかすごいから、お前じゃかてないやん?」


男「うるせぇ!おれだけならともかく、まさしまで…許せん!」

男「くらえ!エターナルフォース・パァァンチ!!」


ドドドッド...

「やめたまえー!!!」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 22:59:12.23 ID:5XdAbSIp0
 
ギイューン


 バチコーン!
) д; )∵;ゴフッ


BOSSヤンキー「あぁ!男のパンチの軌道にまさしがはさまって、おれを庇う形に!なぜやん?」



男「!」

男「なぜだ…まさし…なんでそんな奴庇うんだ…」



) ー; )「やめるんだ…男くん…憎しみは…憎しみしか生まないよ…」


男「あぁ、そんなにヘッこんで」



男「なんで...なんでだよ.....なんでなんだよ!」.

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:04:00.04 ID:5XdAbSIp0
    


) ー; )「キミの気持ちはわかるよ...怖いんだろ?周りが?怖いんだろ?傷つくのが?
     だから、己の殻にこもり、無関心を装い、厨二っぽく振舞う
     でもな、暴力ですべてを解決しても、なんにもならねぇよ、解決にもなんねぇんだよ…」



) ー; )「業をたちきるんだその、なんだ、憎しみの連鎖的な…いまなら断ち切れる…エンディングっぽいし…
     罰はぼくが全部受けた…
     憎しみの輪廻は、ぼくで止めてくれ男、そしてきみは新しい人生をいきるんだ!」



男(まずい…この出血量じゃ…)


男「いいからしゃべるなまさし!おい!BOSS救急車を!」

BOSSヤンキー「!お、おう!」ピポパ


( ; ー; )「いや…いいんだ…間に合わないのは自分が一番わかる…だから…」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:06:57.32 ID:5XdAbSIp0
     
( ;ー; )「だから…残したい…男…お前に残したい…
      最後のわがままだ、聞いてくれよ?」

( ; д; )!∵; ゴフッ


( ; ー; )「強く……生きてくれ…!そして、男友ちゃんとも…一からやり直せ…」

( ; ー; )「ぼくとの約束だ、破ったら承知しないぞ?」


( ; ー; )+ キリッ


(  ー ) …バタッ


男「まさし?おいまさし?」

BOSSヤンキー「おい…冗談やろ!おれが悪かった!だからしなんといてくれや!」


ヤンキー@A「まさし、まさしさぁあああん!!またキリッってしてくださいよ!」

一同「うわあああああ!!」




160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:08:11.38 ID:5XdAbSIp0
    



   5分後、まさしは息を引き取った。


   死因は、眉毛失調症であった。


   享年17歳、あまりに短く、そして太ましい人生であった――






166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:11:51.88 ID:5XdAbSIp0
 〜後日談〜


男友「死んじゃったね、まさし」

男「……ああ、そうだな」

男「だが、あいつは多くのものを残していってくれた」

男友「亡くなったはずなのに、生きてる間より多くの物を残していったなんて、ほんと不思議な人……」

男友「……」


男友「あの…実はね」

男「いいよ、許す」


男友「え…まだ何も」

男「罪を憎んで人を憎まず!おれはお前が何をして、悔やんだかしんねーけど、許すし、信用するよ」

男「それがまさしが残してくれたヌクモリティ…だろ?」

男「それより、家でスマブラやろうぜ、新しくWii買ったんだ」

男友「!!」

男友(男が前のように、元気に…)

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:13:39.69 ID:5XdAbSIp0
     

男友「うん、まけないよ!」

BOSSヤンキー「おいおい、二人でスマブラしてもつまんねーだろ?おれさまも相手してやるやんか」

男「お前!」

ヤンキー@「おれのネスの強さ見せ付ける時が来たみたいダス」

ヤンキーA「おれだって負けねーっすよ!」

男「お前たち…いまさらキャラ作りなんてしよってからに…
  へへっまとめてぶっ倒してやるぜ!」


男「アッ、でもばっかwおめーら五人いたらコントローラーたりねぇじゃねーかよw」


他四人「アッ!イッケネ!」

あらあらうふふ


男友(みんなが仲良くなれたのも、まさしさんのおかげ…)

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:16:09.90 ID:5XdAbSIp0
    


BOSSヤンキー「よーし!それなら男の家まで競争だ!」

ヤンキー@「最下位の奴が観戦ダスな!」

ヤンキーA「負けねーっスよ!よーいどん!」

ダバダバダバー

男「アッ!こらお前ら勝手にー!」

男友「もう、ほんと勝手な人たちね」



男「――お前は走らなくていいのか?」

男友「うん、その前に1ついっておきたい事があるからね」

男「なんだ?さっさとしろ、スマブラしてーからな」



男友「うん、あのね…」


男友「私、実は男の事が――」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:17:23.30 ID:5XdAbSIp0
   

 たしかにまさしは死んでしまった。


 でも、どうだろう?みんなの心のなかじゃ、まだいきてるんじゃない?


 

 悩んでるとき、つらい時、くじけそうな時。





 そんな時



 ほら、目を瞑れば――――

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/22(日) 23:18:36.41 ID:5XdAbSIp0
     


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          〜HAPPY・END〜

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